『笑うハーレキン』道尾秀介読後のどっしり感はないものの、エンターテイメントとして面白く読みました。ホームレス(もどき)の主人公が、自らの過去や素顔と闘いながら、生きるための何かを手にする物語です。彼の日常に起こる数々の謎や、周囲の人々の素顔と伏線が明らかになる切なさ。ラストのドラマは少しだけ脱力しましたが、楽しめる作品でした。書評で気になった新作。次は古典名作をどっしり読もう。Android携帯からの投稿