先月の検査の結果を聞きに行くだけの簡単な通院のつもりで家を出ました。
朝一番の予約ですが、なかなか治療が始まらず、
本を読んで待っていたら、隣に座ったおばさまが話しかけてきました。
なんだかあったかい方で、
たくさんお話をしました。
こちらの先生にもう二十年近くお世話になっているそうで、
先生の診察に太鼓判をくださり、安心。
お子さんがいなくて不妊治療に通っていたそう。
私もつい自分の病気のことを話してしまいました。
あまり人には言わないし、ましてや初対面の人なのに・・・。
励ましてくださり、世話を焼いてくださり、なんだかお友達になりたい気がする方でした。
ところが先に診察の私は、
その場で同意書にサインして、細胞採取の検査に
不安にさせないよう、小さい声でぽつりぽつりとつぶやく先生の言葉を編集すると、
どうやら手術になるかも・・・。
どきどきしながら診察台に上がり、
「あ、落ち着かなきゃ」
と思い出した、ストレスマネジメント講座で習った呼吸法などしてみたり。
看護婦さんが何度も「大丈夫ですかあ?」と聞いてくれるので、平静なふりで「大丈夫ですぅ」と答えたり。
写真でガン細胞くんたちを確認しました。
こいつらがっ!!!
出て行け!私の子宮から!!!
・・・・・終了後血圧を測るように指示され測ると、
血圧測定するようになって人生初の3ケタに!
(上がね。)
その後、看護婦さんからいろいろ指示をいただいて、来月の来院を告げられ、のっそりと病院を後にしたのでした・・・。
自然に溶ける脱脂綿でできたタンポンがあることとか、
出会ったおばさまの人柄とか、
自分の子宮口の写真とか、
病気になって新たに知ることもたくさんあるのだけど。
今日はたまたま、半休でなく一日休みを無理してとったのです。
終わったら炭酸泉の温泉に行こう、なんて思ってたのです。
結局お風呂は二日間だめだし、ラブリーなことも10日はだめだし(関係ないけど)、
気持ちが沈んだ。
疲れた。
おばさま、お話したいですう。