比叡山で信仰心の芽生えた殿が、
朝起きるなり、
「高野山へ行くぞ!」
渋滞を経て、くねくね道の山をひたすら登り、たどり着きました。
比叡山と同じく1200年の歴史。
再建された建物ですが、迫力があります。
お茶をくださった尼さんの笑顔と、お話に心和みます。
そう、高校時代からの私の願いは、尼さんになること。
いつか出家して、御仏にお仕えしたいと思っていました。
老後は仏教について勉強したい。
西行手植えの桜に心引かれ、
「願わくは・・・」の歌を口にしながら奥之院を目指します。
折りしも(またしても)「万燈供養会」ろうそく祭りの日。
夕方が近づくにつれ交通量が増えています。
駐車場のおじさんによると、奥之院近くの駐車場は満車だろうとのこと。
ジャイアン(自転車ね)を出動させ、
私はジャイアン、殿はランニングで夏の日差しの中奥之院に着きました。
参道の始まりです。
この先2キロに渡り、諸大名の墓碑が並びます。
石田三成や武田信玄、織田信長まで。
無学な私は、そこをお墓と呼んでよいのか迷います。
この橋を渡ると霊域に入ります。
弘法大師の御廟があり、大勢の参拝者で賑わっていました。
信者の方も大勢見かけました。
揺らがない信じるものがあることがうらやましい。
修行とまでは行きませんが、体力をかなり使った高野山詣でした。
詣でた、という達成感を感じます。
ここが御本山だとやってきた殿でしたが、
帰りの車中で、違うことがわかって消沈していました・・・。
天台宗でもいろんな宗派があるようです。
いいじゃないですか、世界遺産を連日回ったのだから!
ね!




