まずは下宮にお参りをいたします。
暑い一日でしたが、
お参りですから、
ノースリーブはやめましたよ
既に神聖な気持ちで一杯の私。
単純と言われようと、
正しく日本の神様をお参りするのですから。
境内の中にある石を触ると、
体の良くない部分がわかる、とか?
触ってみたら、
左手の平が痺れた!
うそ~っ、スゴイ
(でもなんで左手の平??)
「単純~」
と笑ったパートナー殿は、
「頭が痛い。ずきずきし始めた!」
・・・ふっ、ふっ、ふっ
神様がそうおっしゃっているのだよ、
「良くない部分」がわかる、とね。
そして待望の内宮へ!
言葉を失う私。
古典文学に登場する、斎宮の姫君たちに思いをはせつつ。
撮影は階段下まで。
待望の天照大御神にお目にかかれる!
簡素な本殿は、柵で遮られ、
白い布幕でその奥は見えないようになっています。
お参りのその時、
本殿の側から一陣の風が吹いて、
ふあ~っと布幕が翻り、
お祈りの間中、中が見え続けていました。
不思議なことに、
お祈りが終わると、
静かに布幕が下りました。
偶然でしょうが、
恐れ多くも天照大御神に心が触れた気がしました。
子どもの頃、
愛読書は『古事記』だった私。
やんちゃな弟、スサノオに悩む天照大御神は、
私にとって同じ悩みを持つヒロインでした。
ずっとずっと、お参りするのが夢でした。
この日は、風日祈宮橋の架け替えが完成し、
渡り初めの儀式がおこなわれていました。
神主さんたちを先頭に、
正装した人々が渡る姿です。
儀式が終わると一般開放に!
真新しい木材が目に眩しい!
そして、いい匂い!
平日ということもあって、
とても人が少なく、
心が満たされるお参りができました。
いつまでもいたい気がしますが、
後ろ髪を引かれる思いで、
再び宇治橋を渡り、
鳥居をくぐって、
現世へ戻ってきました。