書評で気になっていたため、
夏の休暇用に入手しました。
村山由佳氏の作品は、
「天使の卵」も、
「星々の舟」も、
あまりピンとこなくて。
むしろ氏の生活や生き方の方が、
気になっちゃったりしていました。
旅をする5人の登場人物の、
それぞれの語りによって、
上手に旅の目的地に近づいて行きます。
長年に渡ってモロッコへの旅を夢見る私には、
よくできたガイドブックを読むような気分でした。
登場人物はそれぞれが魅力的で、
愛すべき人たちなのですが、
それゆえ現実味がなくて・・・。
ただ、モロッコへの熱は、
高まりました。
確実に。
来月のエアチケット代金を、
調べたほど。
代金よりも、
8日以上の休暇をとることが、
やはり今は難しい