お疲れ様です。ぱーぷー社長ことススムです( ̄▽ ̄)
本日6月16日。
今日は広島から離れて私が会長を務めるもうひとつの会社に出社しておりました。
その時のできごと。
事務所にいると一本の電話が鳴りました。
この時、事務所には私と営業担当のヒロトがいました。
ヒロトが電話を取ると、別の営業担当アキちゃんの顧客からの電話でした。
その時のやりとりが、
先方「あの、社長さんはいらっしゃいますか?」
ヒロト「担当のアキではなく社長でしょうか?」
先方「はい。早めに話がしたいです。」
ヒロト「申し訳ございません。外出中で不在ですので連絡するように申し伝えますがいかがでしょうか?」
先方「それでもイイです。早めにお願いします。」
なんか不穏な空気が漂いました。
ヒロトが社長のハチくんに連絡するとバリバリ騒音の現場にいると言うので会長である私が代わりに行くことにしました。
なんとなく、営業担当を飛び越えて社長と話がしたいとなれば良い事ではないのだろう思い、私は何か心当たりがないのかアキちゃんに聞くため電話しました。
するとアキちゃん曰く、その客先の経理兼資材のボスが少々神経質だそうだ。それでも日頃から少々無茶な要望にも応えてきてるから何か言われる事はないとのこと。
まぁいい。
それで先方に私から出向いた。
先方受付「いらっしゃいませ。お世話になります。」
私「お世話になります。XXXエンタープライズのススムと申します。資材課長のYY様からお電話頂いてまして。」
先方受付「かしこまりました。応接でお待ちください。」
しばらくしたらその資材課長がきました。
資材課長「あれ?社長のハチさんじゃないね。」
私「お世話になります。申し遅れました。XXエンタープライズのススムです。」
名刺交換をして、
資材課長「あぁ、会長さんなんだ。へぇ。」
私「いつもうちの営業のアキがお世話になってます。今日はうちのハチ(社長)の代わりに私が参りました。」
資材課長「あっそう。まぁ、本題に入りますけど、この前御社に依頼して納品してもらった加工品の表面処理はこれはどういうこと?」
と、納品したステンレスの加工品と加工指示の図面を私の目の前に置かれました。
私「図面は鏡面処理の400番ですね。製品も400番相当じゃないですか?こちらで問題ありますか?」
資材課長「鏡面処理だったら鏡みたいに顔がハッキリ映るくらいの処理じゃないですか!こんなんでボケたような処理でいいと思ってるんですか!?」
私「お言葉ですけど、鏡面処理400番ってこんなもんですよ。あれ?私の目がおかしいかな?」
資材課長「なんやと!ふざけんな!」
私「そんな大きな声出さないでください。落ち着いてください。図面では鏡面処理が400番になってますよ。図面通りに作れていると思いますが…」
私は相手の人間的にも技術的にも基礎知識もレベルが低すぎて愕然としました。ちなみに私が普段仕事してる広島の会社ではミク部長がここに発注を出すことがあります。まぁここの社長や専務とは昔からの顔馴染みだけど( ̄▽ ̄)
そんなこんなで資材課長さんが大きな声を出すから先方の技術課長さんが飛び込んできました。
技術課長「あ、お世話になります!ご無沙汰ですね会長。うちの者の大きな声がしましたんで。図面は?モノは?これね。ステンレスの鏡面400番?特に問題ないじゃないですけど。YY課長、これで何がどーのこーの言うとるん?」
資材課長「鏡面指示なのに鏡になってないよ。これ。製作物が図面通りじゃない。」
技術課長は身内のバカさ加減に焦ったんでしょう。
技術課長「はぁ!?400番の磨き言うたらこれが正解よ。鏡みたいにするんなら800番よ。YY課長、こんな事でススム会長呼び出したんか!?」
先方専務「なにかありましたか!?あ、ススム社長!ご無沙汰しております。」
資材課長「専務、こちらはXXエンタープライズの会長さんですよ。この人じゃ話にならないんですよ〜」
先方専務「YY課長!(怒)」
資材課長「だったら受注したときに鏡面400番ですけど大丈夫ですか?って聞きませんか?配慮が無いと思いますよ!それが仕事じゃないですか?」
私「御社、金属の加工品を扱ってる会社ですよね?こんな事を改めて説明する方が私は失礼だと思いますから聞きませんよ。もちろん部下にも改めて説明しなさいなんて言いません。釈迦に説法じゃないですか。それにうちの営業から聞いてますけど、あなたからのご注文はいつもあれこれ後出しジャンケンのように無理なご要望が多いそうですね。うちとしてもそれなりにお応えしてきたと思いますけど…」
資材課長「もういいです!御社だけじゃなくて他にも作ってくれる会社はありますから。」
先方専務「きみ!いい加減にしなさい!ススムさんはXXエンタープライズの会長でもあり、XX商事の社長だぞ!受発注関係なくご足労いただいた相手に失礼じゃないか!ススム社長、本当に大変申し訳ございません!」
さすがに私はプッツンきたからその場でミク部長に電話しました。
私「あ、もしもし?おつかれっす。ミクちゃん?あのなぁ、◯◯製作所あるじゃろう?今来とるんじゃけど、もう発注出すなよ。絶対。一切。ええな。あぁ?うん。全部、一切。広島に帰ったらまた話す。」
私「じゃあ帰らせてもらいますわ。邪魔して申し訳なかったね。もう注文いりませんから。ほんで広島の方からも発注しません!」
完全に切った。
ハチ社長とアキちゃんには申し訳ないけど◯◯製作所は切ってきたと伝えた。
アキちゃんは責任を感じてたようだけど一切の責任を感じる必要は無いし今までよく頑張ったと伝えたのと、現在進行形や将来的にもwin-winの関係にならんところは切る覚悟も必要だと伝えて私は広島に帰りました。
帰るときになんだかんだで高速飛ばして帰ったら1時間ほどで広島の事務所に帰りました(笑)
帰社したらミク部長とマキ常務と今日テレワークだったはずののぼる専務が事務所にいました。
こっちの会社にしてみれば仕入先を1社切ることになったわけですけど、何があったのかみんな聞いてくるので全部あった事を説明しました。
弊社の発注責任者であるミク部長も◯◯製作所の資材課長には困ってたところがあったそうです。
自社が扱う商品のことも大して知らんし、態度悪いし、納期連絡してこんし、仕様の話をしても通じないこともあるし、ただ向こうの営業担当が苦労して動いてくれてたから発注出してたけどって感じだったので切ります( ̄▽ ̄)
月に50万円から200万円程度の発注だから文句言えんけど、もう出さん。
良いことは良い、悪いことは悪い、悪かったら素直に謝る、そんな当たり前のことができんかったらいけん。
必要に応じて悪くなくても謝らなきゃいけないこともあるけど、程度の問題だと思う。
当然、今回はよその会社に文句言ったけど、普段お仕事を頂いてメシを食べてる我々だって他人事ではない。あらためて「商売」に対して考え直したり忘れかけてた事を思い出させてくれた出来事だったなと思う。日々精進だと思い知らされました。
これで良かったのかどうかはすぐには分からないけど、その瞬間でのベストは尽くせたんじゃないかとハチ社長とも話して、とにかく前向きに考えようとの意見は同じだったので組織としては正常なのかなとある意味ホッとしたわけでもありました。
んー、、、
我ながら声を荒げたかったけど我慢できたから去年よりは成長してるのかな〜とちょっと自分で自分を褒めてやろうかなと思って冷たいコーラを飲んだらお腹壊したので調子に乗ったらダメだなと反省してます(笑)
ってわけで、
元気出して頑張ります( ̄▽ ̄)
□社長のひと言
売る側が強くて買う側が弱いなんて図式は昭和の考え方だと私は思う。
そして、振り上げた拳は降ろせないなんて考え方も古いと思うな。
以上、おつかれっしたぁー!