長いことメンタルクリニックに通って、投薬療法でかなり普通の生活が
できるようになったけど、
そこから、先にどうも進まない。
ぱーぽーんは、図書館を使って、うつ関連の本を結構読んだんだけ
ど、「精神療法との併用が必要」と書いている人と、そうでない人が
いる。
今のように、精神の病に効く薬があまりなかった頃、また、まだない
時代においては、フロイトから始まる精神療法が主体であったとい
うことが、本を読んでわかった。
ただ、だんだんに良く効く薬が出来てくると、精神療法はすたれて
しまったとのことだ。
しかし、最近はまた、見直されてきていて、精神療法と投薬療法の
併用による効果が、投薬だけによるものより良いらしい、ということが
わかってきた。
ぱーぽーんは、カウンセリングに関する本も数冊読んだけど、まず
フロイトから始まるカウンセリング方法って、フロイト以後、いくつか
の方法に分岐して、宗派のような感じになったということだ。
いわゆる「何派」という、いくつかの派ができてしまった。
また、それぞれの派を混在させてカウンセリングする人もいる。
患者としては、これまた困ったもんで、カウンセラーによって、自分の
精神がどうされるのか不安だよ。
それから、日本では、臨床心理士、スクールカウンセラー、産業カウ
ンセラーなど、色々いて、それぞれ監督官庁が違う。
うつ病に関係するのは、臨床心理士だけど、これは国家資格ではな
い。なので、精神科医からの紹介状は書いてもらえないのだ。
ぱーぽーんの主治医から、そう言われた![]()
つまり、紹介状は、医師免許を持った人にしか書けないそうだ。
精神科医で、臨床心理士の資格を持っていれば、書けるそうだよ。
ぱーぽーんは、どうしてもカウンセリングを受けたくて、市の福祉課
やネットなどで、カウンセリングをやっているところを探しまくったよ。
しかし、田舎ってこいう面で損だ。
なかなか近くにないわけさ![]()
あっても、時間料金が馬鹿高い・・・。
詳しくは書けないけど、良心的な料金で診てくれるカウンセラーを
見つけることができ、2年くらい通ったよ。
最初は、月2回。そのうち月1回。
最初の頃は、色々な発見や変化があった。
だけど、2年くらい経つ頃には、新しい変化や発見はなくなり、カウン
セリングの効果を疑うようになった。それ以来、行ってない。
元々遠いので、行く気がうせると、行くのが面倒になるわけ。
TVで診たけど、イギリスは、うつ病を国レベルで支援している。
入り口は1つになっていて、そこから、カウンセリングも投薬も、直る
までやる。しかも医療費は無料だ![]()
直ったあとの社会復帰後のフォローもある。もちろん仕事に就く事
にも支援がある。
日本では、患者が自分に会う医者から、自分で探さなければなら
ないし、医師免許をもっているということだけで、メンタルクリニック
を開業して、患者の病気を悪化させている医者もいるんだよ。
DSMという病気の種類を診断する世界的なマニュアルがあるから、
それに沿ってやれば、病名がわかるらしいよ。
病名がわかれば、それを直す方法もマニュアル化されているから、
それに沿って投薬すればよい。
実際には、その医師の経験によって、診断も、投薬も、微妙に変化
するのだけど、精神科をやったことがない、他の科から鞍替えした
医師でも、診断、治療が一応できちゃう・・・![]()
昔と違って、精神科へ行くというハードルが下がったので、逆に
上のような経験のない精神科クリニックがたくさん開業している
って聞いた。もちろん、それで患者は病気を悪化させている。
こんなん、許されているのは、日本だけなんじゃないの?
今日本では、手術や大きな検査に関しての医療ミスは、責任を
問われるようになったけど、他の医療ミスについては、患者が
泣き寝入りの状態だ。
精神科なんて、ひどいものだと思うよ。
薬は、直接、脳に作用するもので、ちょっと間違っただけでも、
患者は、とんでもない苦痛を受けることになるのに、その責任
は問われないって、なんなんだ![]()
日本の精神科医療に関しての歴史も、本で知ったけど、
全くひどいものでした。
再三、WHOから勧告を受けて、ましになってきたのが、現状
なんだものさ。
ぱーぽーんは、今は雑誌も本も読んでない。読む気になれな
いし、字を読むことが苦痛になってきているから。
上のようなことがいえるのは、数年前までは、本をよく読んで
いたから。特にうつ関連の本。
はっきり言って、日本の精神科医療は、かなーり遅れている
のよ。
残念だけど、これが現状。
力のある医師、病院ももちろんある。だけど、少ないのね。
それに田舎からじゃ通えない。