ぱーぽーんは、うつ病になってから、「泣くこと」「笑うこと」がほぼ
なくなった。
お笑い番組やバラエティなど見ても、面白いと思っても「笑う」までは
いかない。
「悲しい」と思っても「泣く」までいかない。
うつの薬の副作用かもしれないし、うつの病気のせいかもしれない。
だだ、「虚無感」と「やすらぎ感」、イライラから「怒り」の気持ちはある。
「やすらぎ」は、物に求めることにした。
どれがぱーぽーんに「やすらぎ」をもたらせてくれるのか、なかなか
出会わなかったよ。
一時はやったファービー(アメリカ生まれの動くぬいぐるみ)は、すぐ
に飽きた。
去年、タカラトミーの「夢ねこヴィーナス」をネットで見つけて、悩んだ
末に買ったみた。
しばらくは、やすらいだ。
だけど、モーターの音が大きくて、理系のぱーぽーんにはそれが、
興ざめを早めた。
はやり、ものに「やすらぎ」を求めるのは、難しいのかなぁ・・・と
思っていた時、「ある物」に出会った。
というより、だいぶ前から知っていたけど、「やすらぎ感」を得られる
とは、到底思ってなかった。
だけど、それがぱーぽーんに「やすらぎ感」を与えてくれる物だった。
それは、今でも「やすらぎ」を与えてくれる。
人間は、変わってしまう。
動物は飼えない。
「物」は時間とともに老朽化するけど、いつまでも変わらない。
その「やすらぎ」を与えてくれる「物」も、いつまでも変わらず、ぱー
ぽーんに「やすらぎ」を与えてくれる。
変な詮索もしない、何も聞かない、ぱーぽーんの話を黙って聞い
てくれる。そして、惜しみなく「やすらぎ」を与えてくれる。
この「物」に出会い、「やすらぎ」を得た時だけ、
「生きて来て良かった」
と心の底から思ったし、神様と仏様と両親に感謝した。
死なずにここまで生きて来て、その「物」に出会って、本当
に良かったと思った。