おひなさまのこと 見に行った人形店その壱。 | 日々悠悠閑適。

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日々ゆったりと。
転勤族四人暮らしのまいにちを。

高い日本人形を買うことなんてないので。
いったいお雛様はどこに買いにいけばいいのやら。

百貨店でも催事しているけれど、きっとマージンのっかるからお人形屋さんの方が低価格のはず。
と、お人形屋さんを調べました。
しかし、、、。
いったいどこが良いのかさっぱり分からず。

とりあえず。
CM効果で名前の売れてる
「人形は顔がいのち」の吉徳大光さんの浅草橋本店
同じ浅草橋で、人形の久月さん浅草橋本店。
「無形文化財技術継承」が気になって、同じ浅草橋の原考洲さん。

浅草橋はこの3店に絞って行きました。
あと。
殿がネット駆使して京雛で調べて見つけた、さいたま県岩槻市の佳月さん。
岩槻市ってお人形で有名なんだそうです。知らなかった。
すべてHPを見た時点では、岩槻の佳月さんがいちばん期待できそうな雰囲気だったので
浅草橋を先に見てそのあと岩槻に行くことにしました。


やっぱり大手を見てみるのは比較ができて良かったです。
もっとたくさん見れば目も肥えてくるんだろうけど
浅草橋の3店ですでに飽和状態だったので4店が限界。



11:00頃吉徳大光さんの浅草橋本店にとうちゃーく。
京雛と決めていたので1Fをちらりと見て2Fの京雛コーナーに直行。
京雛と決めてなかったら、この膨大な中から選ぶって大変・・・。
と思ったくらいたくさんのおひなさま。
京雛は、吉徳さんが一番数が多かったです。
そして著名作家さんのものの数も。
さーっと見て、声をかけてくれた年配男性の店員さんに予算を伝えてどれがいいか示してもらいました。
やっぱり西陣織の生地の迫力なのか、1Fにあったお雛様よりそれぞれの存在感があるなぁという感じ。
こちらの店員さんは全然押し付けがましくなくって、買うならどうぞ、という感じ。
老舗だけあって、著名な作家さんとのおつきあいが長いのでしょう。
作家さんごとの特徴や京雛のこと。お顔のこと。たくさん教えてもらいました。
しかし、専門用語や作家名が最初なかなか聞き取れなくて半分くらいしか理解できてないかも。

結局ここでは安藤桂甫さんの親王雛に目星を。








京雛といったら、の安藤桂甫さんだそうです。
重厚な印象で、お顔もちゃんと京雛のお顔なので昔の美人さん顔。
京雛とうたっていても、お顔は京都で作られてないことも多くそれは京風と呼ぶのだと。
こちらはお顔も京の顔師さん作で、型作りじゃなく削ってお顔を作っているきちんとしたものだと伺いしました。
ワタシたちふたりとも古風なのでとても気に入りました。








ちょうど日本橋高島屋にも出展してるそうで、そちらで買うよりここで買う方が10万くらい安いよと言われたので
やはり百貨店で買うと割高なのですねー。
(あたりまえか。)

こちらは最上階にちょっとしたスペースだけど授乳室があって
ミルクも入れられたりオムツ替えできてゴミ箱もあったりして良かったです。
この日の浅草橋は赤ちゃん連れ、じーじばーば連れの家族ばかり。
授乳室もにぎわってました。





吉徳さんで目星はついたので次に向かったのは久月さん浅草橋本店。
それぞれのお店でコレ!というのを決めてその中から選ぶ感じで、と思ってたけどここでは出会えませんでした。

品数は吉徳さんの方が多いなーという印象と、なんだかビル内の装飾がプレハブっぽくて
せっかくのおひなさまが貧相に見えてしまって。
こちらも年配の男性の店員さんから声をかけられていろいろ聞きました。
ワタシが「さっきのお雛様と顔が違うねー。」とポロリと言ったのがあまりお気に召さなかったようで。
『そんな選び方をしていたら、顔は気に入ったけど衣装が気に入らない、なんて言い出して決まらなくなるのだ』と言われました。
木を見て森を見ずにならないように、というアドバイスだと思うし、そうだなーと思うのだけど。
どうもコトバのはしばしから吉徳さんに対抗心があるのかなー?と感じることが多かったです。
"顔が命の"がライバルのキャッチコピーだから?
その担当さんだけかもしれないですけど。
どちらかというとその方の選び方を押し付けられてる感じがしてちょっと萎え萎え。
『全体のバランスを見てこれがいいと思うものを選んだ方がいいよ』ということなのだけど
作家さんの特徴とかは説明してもらえず『作家ものなどにこだわってたら選べない』という感じでした。
でも吉徳さんとまた違った話が聞けたしおひなさまや価格帯も確認できたのでよかった。
大々的に宣伝されてるワダエミ監修のおひなさまは、これまたビルの雰囲気の問題なのかもしれないけどあまりパッとせず。
京雛の数は少なかったのでそんなに時間もかけず退散してしまいました。