バレンタイン。卵焼きが上手く焼けた。 | 死別シングルファザーの現実…逃避…

死別シングルファザーの現実…逃避…

こんなはずじゃなかった。1年半経つけど、この現実を受け入れられなくてブログやります。誰にも言えないから。

今日は、子どもの弁当の日だった。5時半起きで作った。子どもには、上手く作れないから冷凍食品を色々入れるから勘弁してと頼んでいる。でも、卵焼きだけは作る様にしている。今日は、初めて上手く焼けた。それだけで少し元気が出た。一日頑張れそうな気がした。


今日は、2月14日バレンタイン。俺は、意識的に気にしない様にしていた。けど、朝からTVでやってる。分かるよね。バレンタインだなって。子どもも意識しない様にしているんじゃないかなと思う。何故なら、子どもはバレンタインの事を全く話さないから。普通の小学生ならバレンタインの話しをするんじゃないかな。でも、しない。理由は、分かる。母親から貰えないから。今までは、母親からプレゼントされて喜んでいた。

俺達のバレンタインは、チョコレートとケーキ。

俺達の家庭では、バレンタインが記念日になっていたから。


俺達は、2月12日に結婚式をして式が終わったら婚姻届を出す予定だった。2月12日が俺達の結婚記念日になるはずだった。披露宴が終わって友達が2次会をやってくれた。その後に、二人だけで打ち上げをした。その日は、朝から忙しかった。楽しかったな。この日を忘れない様にしようと話してたな。今、思い出しても幸せの真っ只中だったな。そんな事をしていたら、夜中に婚姻届を出しに行く体力は無くなってた。それで、バレンタインを結婚記念日にしちゃおうかとなった。軽い気持ちで。

記念日を忘れないようにくらい軽い気持ちで。


よくドラマでは、結婚記念日を忘れて奥さんに怒られるシーンがあったな。

俺も結婚記念日を忘れたい。

忘れたいけど忘れないんだな。

記念日をバレンタインになんかしちまったから。

俺は、もう結婚記念日を祝えない。

もうチョコレートも貰えない。

チョコレートを貰えない男の気持ちがこの年になって知るとは。

バレンタインデーなんて今まで気にも留めなかったのに。

若い時から、ずっと一緒に居たからバレンタインは気にしなかった。

それが今、バレンタインデー2月14日がこんなに辛くなるなんて。


こんな日がくるんだな。

こんな事ってあるんだな。

そればっかり。

自分でもうんざりする。

もう考えるのは、止めよう。


学校から帰って来た子どもに弁当の感想を聞いた。「普通」だって。卵焼きにチーズが入ってないからだって。

次の弁当は、16日。頑張って作ろう。