幸せだった。 | 死別シングルファザーの現実…逃避…

死別シングルファザーの現実…逃避…

こんなはずじゃなかった。1年半経つけど、この現実を受け入れられなくてブログやります。誰にも言えないから。

前は、明日が休みの日が嬉しくて仕方なかった。昼に何を食べようかとか弁当作って公園で食べようかとか。そんなちょっとした会話が嬉しかった。家族と出掛けるのが楽しかった。自分の家族を作れて本当に幸せだった。それが俺の夢だった。夢が叶ってた。


悲しい事に今でも条件反射で仕事が終わった瞬間に気持ちが上がるのが分かる。一瞬でその気持ちに気付いて、何もない現実に落ち込む。誰も居ない家に帰るだけだ。そこから、月曜の朝まで何も出来なくなる。子どもに謝ってばかりだ。こんなんじゃ、子どもが可哀想だ何かしなければならないと思い出掛けるが期待通りにはいかない。楽しそうな家族連ればかり気になる。俺達は二人で街を彷徨っているだけだ。只々、悲しさと虚しさ、それと強烈な寂しさが二人の中だけにある。前もこうやって子どもと二人で出掛けたりしてたのに気持ちが全然違う。家で待っていてくれる人がいるだけで安心感があったのだろう。そんな事も考えも気付きもせずに生活していた。幸せに包まれていたのだろう。

今でも思い出す。仕事から帰って来た妻が今日あった嫌な事を早口で息も切らさず一気に話して、それと職場のちょっと面白い人の事を笑顔で話して、「明日は休みだー」と喜んでいる姿を。「明日、何する?」って言っている顔を。

幸せだった。こんな日常だけで良かった。普通の生活以外何も望んではいなかった。この生活に満足していた。なのになんでってずっと考えてしまう。この泥沼に落ちると月曜まで抜け出せなくなる。

休みが嬉しくて楽しかったのに、今は休みが恐い。仕事をする元気もないのに休みも恐い。これからどうやって生きて行けば良いんだ。