The Danish Girl 『リリーのすべて』 | ぱあこ日記☆

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アリシア・ビカンダーがアカデミー助演女優賞に輝いたこの作品。この作品を観終えた今、なるほど彼女がオスカーを勝ち取ったことには納得できると言えます。

心から愛する夫が、ある日を境に女性として生きることを望んでいることを知る・・・そんな現実として受け入れがたい状況の中で苦しみ、でも夫を愛し、別人格のリリー理解しようとし、でも理解できず・・・そんな妻ゲルダの苦しい胸の内をアリシアは見事に演じていました。

自分の心の中の「女性」の存在。そしてその心とは異なる自分の姿と体。
次第にその心を心の中に閉じ込めていられなくなる主人公。

夫の苦しみを理解し受け入れるということは、自分の夫を失うことにもつながります。それでもパートナーとして愛し続ける妻の姿に、夫婦としての真の愛を見ることが出来ました。

私は良い映画だと思います。