ハマムってご存知ですか?
モロッコの伝統美容で、モロッコのみなさんは、週に数回は『公衆ハマム』に通うんだそうです。
モロッコの砂埃にまみれていた数日間でしたが、せっかくモロッコくんだりまで来たんだから、行ってみれば?という旦那さまの勧めもあって、持っていたガイドブックの中から探し、早速電話 運よく翌日空いていたので、行ってまいりました。
選んだのは、新市街、ギリーズにある、Atlas Medina & Spa。
リヤドのお姉さんにお願いして、タクシーを頼んだところ、帰りも迎えに来てくれることに。運転手さんの電話番号を握りしめ、いざハマム体験へ
ぱあこたちが泊まっていた旧市街、メディナにはありえない、とても近代的なホテルにビックリ
期待も膨らみます
インテリアもとっても素敵。。。。欧米のツアー客の方が大勢到着されていました。
こちらが地下1階にあるハマムの入り口。残念ながらこの先は皆さんがバスローブとかで歩いているエリアなので写真は撮れなかったのですが、ハマム体験はこんな感じ。
①受付で名前を言い、昨日電話で予約しておいた、基本のスクラブコースの予約を確認
②ロッカールームに案内され、バスローブや紙のショーツに着替える
③ロッカールームから出てきたら、英語の話せないお姉さんに導かれ、ハマムへと案内される
(途中、横目にとってもムーディーな浴槽を見て、ルンルンになる)
④お姉さんにバスローブを脱がされ、ひろーい洞窟のような場所に入れられ、体に何かを塗りたくられ、その後一人ぼっちにされる
→ちょっとしてから、そこがハマムだと気づきました!天井が高くて、細かい霧のようなスチームに満ちていました。そして塗られたのは、老廃物を浮き上がらせる石鹸のようです。
⑤ハマムで横になり、暫くぼんやりする
⑥さっきのお姉さんが、セクシーな黒い下着姿で登場
⑦真ん中にある台の上に乗れと言われたのではないかと想像し、乗ってみる。お姉さんがすぐにあかすりを始める。その後裏返しにされ、同じようにあかすりをされる。
⑧お姉さんにお湯をザブーンとかけられる
⑨今度は台から降りるように言われたのではないかと想像し、降りてみる。その後横の台の上に座らされる。
⑩お姉さんがシャンプーを始める。多分、モロッコのアルガンオイルを使ったシャンプーのようで、とても良い香り。
⑪シャンプーに引き続き、体も洗われる
⑫最後にアタマから何度もお湯をザブーン、ザブーンとかけられ、息が出来ず苦しくなる
⑬ハマムから出て、お姉さんにバスローブを着せられ、くつろぎスペースへ案内される。
⑭しばらくくつろいで、いい感じに照明が落ちている、ミステリアスな雰囲気のプールのような浴槽でゆったり。
⑮気が済んだところで着替えて、お金を払って終了。
以上がぱあこのハマム体験でした。キチンと調べていかなかったので、本当にベーシックなハマムとスクラブしかしていないのですが、他にもマッサージやパックなどもあります。
以前韓国のハンジュンマクに行ったときに垢すりをしてもらいましたが、そのときにやってくれたオバチャンも、黒い下着を着てたなあ。。。なんて変な共通点に気づいたりしました。
かつてモロッコでは、女性は基本的に外出は出来なかったそうですが、唯一ハマムだけは外出が許されている場所だったそうで、社交場でもあったのだそうです。
ところで、ハマムから出てきたら、ちょうど日が落ちたところだったらしく、皆さんお食事タイム。こんな立派なホテルでも、レセプションから誰も居なくなっていましたホテルのショップもお食事休憩。その後何とかベルボーイさんを見つけ、運転手さんに電話をかけてもらったのですが、よく考えたら運転手さんも食事中なので、なかなか到着しませんでした。
いろんな国に、いろんな文化がありますね