おはようございます。
先日
「~(し)てから」の話をしている時に
「~(し)たあと」と「~(し)てから」は、
どう違うの?
という話になりました。
散歩してから、朝食をとる。
散歩したあとで、朝食をとる。
雨が止んでから、外出する。
雨がやんだあとで、外出する。
ご飯を食べてから、テレビを見なさい。
ご飯を食べたあとで、テレビを見なさい。
どうですか?
2つの文の間に何かしら違いを感じますか?
どっちでもいいじゃん!
えっ
それじゃ、話が終わってしまいます
私なりに、考えてみたので
お付き合い願います
「から」の方が、次の動作をするのに
前の動作をすることが必須という感じがしませんか。
これは、「から」の方が、前と、後の動作が、すぐ続けて
行われるという感覚があるからだと思います。
これは、「から」には、『起点』を表す意味があり、
(朝9時から、夜6時まで とか 新宿から東京までetc)
「から」の前に来る動作が、「まず、第1にすること」という
イメージを与えるのだと思います。ですから、当然「から」
の後に来る動作は、『2番目』となり、順番的に、すぐ
次に来ると受け取れます。
「あとで」の方は、2つの動作が、時間的に、「前」か「後」かを
考えたとき、「後」であることを明示しています。
いいかえれば、1つの動作が終わった後、すぐではなくても、
時間的に後であれば、いいわけです。
だから、、前の動作が、後の動作に対して、必須であるとう
感覚が薄れるのではないかと思います。
と考えると、
「散歩してから、朝食をとる。」は、
散歩と朝食をどちらを先にする?
まず、散歩をしよう。
初めから、2つの選択肢があって、2つの順番を
明示している感じ。
散歩したあとで、朝食をとる。
朝食は、いつとる?
そうだなあ、散歩をした後にしよう。
朝食をとることは決まっていて、
いつするかを、何かの、前か後ろかを考えての発言。
ですから、
たとえば、
自動販売機で
「お金を入れてから、ポタンを押してください」
が、
「お金を入れた後で、ポタンを押してください」
となっていたら、なんかしっくりきませんよね。
「お金を入れる」 と 「ポタンを押す」ことは、
自販機で物を買うときには必須の2つの行動です
から、買う人が知りたいのは、2つのうちどっち
が、先?ということですよね。
「てから」は、①~、②~と2つの順番を明示して
いるので、機械の使い方なんかには、適した
表現だと思います。
普段は
どちら?とあまり考えることはないですけど。
小さいころによくいわれました。
「手を洗ってから、ご飯よ」
「手を洗ったあとで、ご飯よ」
とは、言われませんでした。
てへ
では、また~~~~