「みそか」 | チェリーのブログ

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こんにちは
7月には日本語教師の講座を卒業!
10月からは日本語教師デビュー!!!
日々、日本語に関するあれこれを綴ります。

こんにちは


今日も、きのうに引き続き、カレンダーの

日にちの読み方です。



むかし、日本では、中国から漢字の数字が入って

来るまでは、


いち、に、さん・・・


ではなくて、


ひと、ふた、み、よ、いつ、む、なな、や、ここの、と


1~10までを数えていたそうです。


その名残が、日付の読み方に残っています。


1日は、前回話した通りですが、

2日から10日までは、昔の日本の数え方を踏襲

しています。

なので、


ふつか、みっか、よっか、いつか、むいか・・・とうか


と言っているんですね。


11日以降は、20日(はつか)をのぞいて、中国読みに

なっています。


では、昔は、11日をどう読んでいたのでしょうか。


と・あまり・ひとひ


「あまり」をつけて、表現していたようです。


下の『土佐日記』を見てください。

21日を「あまり」を使って表現しているのに注目!



をとこもすなる日記というものを、をむなもしていんとてするなり。 

それのとしのしはすのはつかあまりひとひのいぬのときに、かどです。

そのよし、いささかにものにかきつく。




また、旧暦(太陰暦)では、月末を「みそか」と読んで

いました。旧暦では1ヶ月が29日か、30日で、どちら

も、月末ということで、「みそか」と呼ばれていたようです。

「晦日(みそか)」は、「つごもり(月隠りーつきごもり

の転じたもの)」とも呼ばれ、月が隠れることを意味して

いました。


つまり、晦日は、朔日(月が現れる日)の前日ということ

です。


旧暦では、1年の終わりを、年の最後の日として

「大みそか」と読んでいました。

その部分だけが、今も残っていて、

12月31日を「大みそか」と呼んでいるんですね。


旧暦は、月の満ち欠けによって決められていた

ため、1ヶ月は、月が現れて、隠れるまでの間

でした。

そのことが、日付の呼び方に反映されていたん

ですね合格



まさしく 「いと おかし」 の世界ですねラブラブ