「あえて」 「わざと」 「わざわざ」 ??? | チェリーのブログ

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こんにちは
7月には日本語教師の講座を卒業!
10月からは日本語教師デビュー!!!
日々、日本語に関するあれこれを綴ります。

今日は、日本語のクラスで出た課題について




「あえて」 と 「わざと」 と 「わざわざ」 


の違いを明確にして、わかりやすい例文を考えること



とりあえず、それぞれの語の意味を調べてみました。


「あえて」 → 「敢えて」


   ・やりにくいことを押し切ってすること、無理に(大辞泉)

   ・しいて、おしきって(広辞苑)


   何かを力ずくで、相手の気持ちは考えずに行動を起こす

   感じかな?


   《例文》

    落ち込んでいる時には、あえて、明るい色の服を着る

    ように心がけている。


    (気は心ですよね)



「わざと」 → 「態と」


   ・意識して、意識的に何かをするさま、ことさら、故意に、 

    わざわざ(大辞泉)

   ・ことさらに、わざわざ、格別に、際立って、故意に、意図

    的に(広辞苑)


   何か意図することがあってそれを意識して行動を起こす 

   感じかな

   動作が及ぶ相手に対して、不快な感じを与えたり、害を

   与えたりする。



   《例文》

    プロポーズの言葉をもう一度聞きたかったので

    わざと聞こえないふりをした。

    

    (こんな時もあったかも)




「わざわざ」 → 「態々」



   ・他のことのついででなく、特にそのためだけに行うさま

    特にそのために しなくてもよいことをことさらにすること

    (大辞泉)

   ・そのことだけのために、特に行うさま、特別に、とりたてて、

    ことさらに、故意に、わざと(広辞苑)


   何かを特別にそのためだけに、《時にはしなくてもいいのに》 

   する感じかな。

   必然性がないことを、特別にしてしまう感じ

   された方は、恩を感じたり、ある時は、嫌味に感じたりする

   (恩着せがましい

   した方も、これ見よがしにするときなどにも使うかな

   そんなにまで、してくれなくてもいいことまでもされたり、した

   りすること



   《例文》

    「今日は、外で友人と食事をしてきたから、あなたのためだ

    けにわざわざ夕食の準備をしたのに、・・・。食べてくるん

    だったら、連絡ぐらいしてよね!」

    

    (家庭ではよくある会話だと思うのですが・・・)





    「敢えて言うつもりはないけど、わざとじゃなかったんだ

    よね。こんなことわざわざメールするほどのことでもない

    しね」


    なんて会話、してそうだよね~音譜