今日は、日本語のクラスで出た課題について
「あえて」 と 「わざと」 と 「わざわざ」
の違いを明確にして、わかりやすい例文を考えること
とりあえず、それぞれの語の意味を調べてみました。
「あえて」 → 「敢えて」
・やりにくいことを押し切ってすること、無理に(大辞泉)
・しいて、おしきって(広辞苑)
何かを力ずくで、相手の気持ちは考えずに行動を起こす
感じかな?
《例文》
落ち込んでいる時には、あえて、明るい色の服を着る
ように心がけている。
(気は心ですよね)
「わざと」 → 「態と」
・意識して、意識的に何かをするさま、ことさら、故意に、
わざわざ(大辞泉)
・ことさらに、わざわざ、格別に、際立って、故意に、意図
的に(広辞苑)
何か意図することがあってそれを意識して行動を起こす
感じかな
動作が及ぶ相手に対して、不快な感じを与えたり、害を
与えたりする。
《例文》
プロポーズの言葉をもう一度聞きたかったので
わざと聞こえないふりをした。
(こんな時もあったかも)
「わざわざ」 → 「態々」
・他のことのついででなく、特にそのためだけに行うさま、
特にそのために しなくてもよいことをことさらにすること
(大辞泉)
・そのことだけのために、特に行うさま、特別に、とりたてて、
ことさらに、故意に、わざと(広辞苑)
何かを特別にそのためだけに、《時にはしなくてもいいのに》
する感じかな。
必然性がないことを、特別にしてしまう感じ
された方は、恩を感じたり、ある時は、嫌味に感じたりする
(恩着せがましい)
した方も、これ見よがしにするときなどにも使うかな
そんなにまで、してくれなくてもいいことまでもされたり、した
りすること
《例文》
「今日は、外で友人と食事をしてきたから、あなたのためだ
けにわざわざ夕食の準備をしたのに、・・・。食べてくるん
だったら、連絡ぐらいしてよね!」
(家庭ではよくある会話だと思うのですが・・・)
「敢えて言うつもりはないけど、わざとじゃなかったんだ
よね。こんなことわざわざメールするほどのことでもない
しね」
なんて会話、してそうだよね~