2013/02/20 | Candy Cake

Candy Cake

気まぐれで、頭の中は無限大な人間によるブログです。
摂食障害やってましたが、現在完治。

日々思うことをつらつら並べたいと思います。

あの人が亡くなってから早一年が経ちました。

そう、以前ふと呟いたあの人です。


実はあの人が亡くなった日は定かではありません。

二月の半ばと推定されていますが、表向きには葬儀を行った三月上旬とされており、さらに書類上では不明とまでされたりもします。

なんということか…

やりきれない思いで胸がいっぱいです。

ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…



たしかに私には何も出来なかったかもしれません。

現実としてはあの人と私には何の接点もないのですから。

でも、出来る出来ないにかかわらずか、しなかったのです。

二月中頃、あの人の遺影に手を合わせてきました。

その日か、その次の日辺りに、あの人の家で飼っている犬が衰弱し始めました。

犬が衰弱した日、私は犬の鼻息のような音を聞いた気がしました。

もちろん犬などいないところでしたし、その時はまだ犬が衰弱したことを知りませんでした。

基本的に霊的なものは信じません。

けれども、あの人は、もしかしたら何かを伝えたいのかもしれない、そう言われました。

或いは、呼んでいるのかもしれない、と。



根は優しく、真っ直ぐな方だったのでしょう。

あの人が残した文字が、それを物語っていました。

ただ、“愛と”いうものの表現が下手だっただけ。

その欠点を、どうにかして周囲とわだかまりなくいくようにしたかった。してあげたかった。

いつか、は、もう訪れないのです。

失って初めて気づくその存在の大きさに、こうして涙するのです。

私は果たして、あの人にはどう映ったのでしょう…

もう二度とわかることのない問いが周り続けるのです…