2013/01/19 | Candy Cake

Candy Cake

気まぐれで、頭の中は無限大な人間によるブログです。
摂食障害やってましたが、現在完治。

日々思うことをつらつら並べたいと思います。

今日、携帯をピコピコ?いじって昔のメールを見ていたところ、一通のメールに目が釘付けになりました。

忘れもしない、あの出来事。

一生忘れない、あの人の存在。




私はその人に会ったことはありません。

ただ一度だけ、電話の向こう側から聞こえる声を聞いたことがあるのみ。

いつか会えると思っていました。寧ろ、それが当然のことだと考えていました。

それなのに…

私の考えは呆気なく崩れ去りました。

音もたてずに。まるで存在しなかったの如く。

その人は、もうこの世界の何処を探しても見つかりません。

私は一度も言葉を交わすことのないまま、あの人に別れを告げたのです。


深く後悔しました。そして、今も。

私は何も出来ないまま、あの人は逝ってしまった。

今でもあの人に問いかけるのです。

あなたの苦しみの炎は、まだ消えずにいるのでしょうか。

それはもしや、思いやりと孤独が生んだ心の枷ではないのですか。

なれば、私が…




でも、もう叶いません。

笑顔を見ることなど、過去にも未来にも。



大切なものは、失って初めてその大きさに気づくこともあるのでしょう。

どんなに憎くとも、醜くとも、それが本当に自分にとって持つ価値は、頭で考える以上に重いものかもしれません。

とある本の後書きに、こんなことが書いてありました(要約?かつうろ覚えです、すみません)

その人がどれだけ偉大かは、生きているうちに決まるものだと思っていたが、死んでから真の偉大さは決まるのかもしれない

偉大さ、という表現ではなかった気がしますが、消えてもなお残り続けることのできる人(もの)は、きっと見つけにくく、それでも一番大切なのでしょう。



あの日から一年が経つまで、もう一月を切りました。

叶うのなら、手を合わせに行くつもりです。