ブログネタ:この夏やり残したこと
参加中『いいか、新宿大舞踏祭は何としても
開催するからな、お前らもそのつもり
でいてくれ!!!!』
8月末のある日、高橋は宣言するように
そう言った。
それに対し
『しかし高橋さん、夫人がお望みだった
2PMもEXILEもスケジュールの都合で
呼べないのに、まさか夫人のフラメンコ
だけを売りにして開催するつもりですか
!!!!』
高橋が頼りにしていた部下の一人川上
という男が当然のように異論をはさんだ
もちろんそれに高橋は聞く耳を持たなか
った。
高橋は自らの考えを披露するように
言った。
『ところで新大久保に日本のAKBみたい
な、会いにいけるアイドルって言うのが
売りの韓国人のグループがあるんだろ?』
『確かにその様な連中がいると・・・・』
『いいか、その連中を調べ上げて、
新宿大舞踏祭へ出演するように交渉しろ、
もちろんノーギャラだ、2PMとかいう
のよりショボイのは間違いないからな!!』
『もし断わられたら、どうします』
『断わる?、そんなことする資格がそいつ
らにあると思うか、新宿にいて、いいか
ノーギャラで舞踏祭への参加を要請して
断わってきたら、新宿で活動、いや
この日本で活動できないことになるぞ
と言って、脅しつけろ、これからも新宿で
活動したいんだったら、こっちの要求を
飲めとな!!!!』
あくまでも高橋は強硬策を貫くつもり
であったが、それは自分自身へ訴える
ための彼自身への決意でもあった。
11月第一週目の日曜日または文化の日。
それが高橋の予定した『新宿大舞踏祭』の
開催日だった。
その日へ向け、彼と彼の部下達は動き
始めることになった。
何が何でも開催するのみ、というその高橋
の意気込みや精神はやがて部下達へも
引き継がれることになっていったのである。
一方、今まで紆余曲折あって、迷走を
続けていた『新宿大舞踏祭』開催実現のこと
など露知らず、そんなものは開催されて
当たり前、そしてそこで自分の(無様な)
フラメンコが人々の前で披露され、拍手
喝采の渦に包まれている自分の姿を
信じて疑わないテウィ夫人は全く何も
変わることなくフラメンコに取り組んで
いた。
相変わらず夫人はまだ大舞踏祭にやって
来ると信じて疑わない野獣アイドル2PM
を携帯プレーヤーで聞きつつもフラメンコ
を踊って見せるという、かなり特殊なこと
もこの夏の間、ずっと続けていた。
何はともあれ『新宿大舞踏祭』は開催実現
へ向け、舵を切られることになったの
だった。