ブログネタ:もしもあなたがトナカイだったら、サンタをどこに連れて行きたい? 参加中私は東北地方派
サンタ「ゲホッ!…ハァハァ、ゲーッホエッホ!」
トナカイ「おいサンタ、その咳と熱じゃもう無理だろ、こりゃリタイアだろ」
サンタ「ゼエゼエ、リタイアなんて言わないでくだせえトナカイさん…
あと1件…あと1件で今年の配達が終わって、あとは待ちに待った年金生活が…ゲホッゲホッ」
トナカイ「んなこと言われてもなぁ、さっきオマエ、子供の枕元で咳しちゃったろ?
身体も半透明ぐらいに少し戻っちゃってたぞ?」
サンタ「だ、大丈夫です、あと1件ぐらい大丈…ゲボッ」
トナカイ「オ、オイ!それ血じゃねえのか!?今すぐ病院だろ!」
サンタ「ダメじゃ、お願いです!あと1件、あと1件でワシは…」
トナカイ「オマエ、なんでそこまで皆勤賞にこだわって…」
サンタ「…ゼエゼエ、ワシゃ…サンタの仕事を最後の1件までやり遂げることが…
子供達の夢を守り続けることなんだと信じておりますのじゃ…ゲホゲホッ」
トナカイ「…でもオマエ、年金どころか…くたばっちまうぜ?」
サンタ「それならそれで構いません…
プレゼントを貰えなかった子供の気持ち…
ゼエゼエ、それを背負っての年金生活など、ワシはそんなもん…エーッホエッホ!」
トナカイ「……わかった。
じゃあ早く手綱を持ちやがれ。モタモタしてると夜が明けちまう」
サンタ「ゼエゼエ、ありがとう…」
サンタ「…トナカイさん?…ゲホッ、こっちは違う道では…?
……この道は…この道はまさか…」
トナカイ「さあ着いたぜ。
そうさ、
オマエの孫の家だ。
別居してからロクに会えやしないと嘆いてたよなぁ?」
サンタ「しかし、しかし…!」
トナカイ「オマエの能力なら、ここからでも孫の寝顔が拝めるんだろ?」
サンタ「あ、ああ、見えますとも…
ゼエゼエ、プレゼントもここのエリア担当が届けてくれたようじゃ…」
トナカイ「最後の1件はオレが独りで届けてやる。
オマエはここから孫の寝顔でも眺めてろ。最後の最後に仕事をサボるのもオツなもんだぜ?
これはオレからの…
クリスマスプレゼントだ」
サンタ「…!…!
ト…トナカイさん…
うっうっ、ありが、ありが…」
トナカイ「じゃあ行ってくるぜ!」
トナカイ「ハァハァ、ハァハァ…いやあ参った参った。
最後の1件、セコム付いててな、ハハ。あれこれしてたら警報鳴りやがった。ハァハァ
しょうがねえから窓ブチ破ってプレゼント投げ入れたら父親が散弾銃ぶっ放しやがって!ワハハ!
見ろ、ハァハァ、このざまだ!ハハ!…」
サンタ「………」
トナカイ「……オイ?
…ハァハァ、オイ、サンタ、オイ!
………ハァハァ、ハァハァ、
…笑った顏のまま…寝てるんだろ?…
なあオイ、やり遂げたぜ、
ハァハァ、年金生活だぜ……
……オイ……」
何事も無かったように
朝日はじわりじわりと昇った
そこには
小さなもみの木の苗が2本
寄り添うように
雪から顏を覗かせていましたとさ
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