グローリーデイ(글로리데이)

2016年公開の韓国映画

93分


○ストーリー

高校時代からの仲良し4人組のヨンビ(ジス)、サンウ(キムジュンミョン(EXOスホ))、ジゴン(リュジュンヨル)、ドマン(キムヒチャン)。

卒業後はそれぞれ別の生活を送りながらも友情は続いていた。

ある日サンウが海兵隊へ入隊することとなり、サンウの見送りを兼ねて4人は浦項(ポハン)へ旅行することに。

楽しく過ごす4人だったが、ある事件が起き…。


○キャスト

ヨンビ役 ジス

家庭環境で問題を抱えている。

高校卒業後はフラフラとしている。

4人のリーダー的存在。兄がいる。


サンウ役 キムジュンミョン(EXOスホ)

年老いた祖母と暮らしている。

金銭的に厳しい為、海兵隊へ入隊を志願する。

除隊後は公務員になり祖母を支えたいと夢を持つが、交通事故に巻き込まれてしまう。


ジゴン役 リュジュンヨル

4人の中ではお調子者のムードメーカー的存在。

現在は浪人生。父親が市議会議員の為裕福。


ドマン役 キムヒチャン

野球監督の父を持ち本人も大学で野球部に所属しているが、本当は息苦しさを感じている。


ヨンビの兄役 キムドンワン 

オチーム長役 キムジョンス

チェ刑事役 チェジュニョン 

サンウの祖母役 イジュシル 

ジゴン母親役 ムンヒギョン 

ドゥマン父親役 ユハボク 

パクウネ役 イジヨン 


○感想

アマプラにて配信期間ギリギリの駆け込み視聴でした。

この作品以前にも観たのですが、だいぶ前の為忘れていて。いつか再視聴したいなーと思っていたらアマプラの配信が終わるということで悲しい

いい機会だなと思い視聴に至りました。

*以下ネタバレありになるので、ご注意下さい。


感想としては…。こんなに苦しい作品だったか、と思いました。


以前観た時はどうだったか忘れてしまいましたが、当時はまずスホさんがイケメンすぎて浮いてると思ってた気がするのですが(アントラージュのソガンジュンくん同様)今回観るとそうは感じず。(スホさんがイケメンなのは変わりないですが)

演技も凄く良い!と率直に思いました。

当時の私とは私自身少し変わったかもしれません。


ジスくんの演技が良くて。

ジスくんとジュンヨルさんが好きで、以前もこの作品観た気がします。

ジスくん演じるヨンビは熱血漢なのかな?と思いきや自身の家庭環境があり、暴行を受けている女性を見て見ぬふりはできなかった。

ジュンヨルさん演じるジゴンはお調子者で軽い感じのキャラですが、こちらもまた父は市議会議員というのもあり母は体裁を気にするタイプ。

家でのびのびとできない分、友人の前では調子のいい人物になってしまうのかな…と感じました。



スホくん演じるサンウは1番優しく思いやりのある人物に感じました。年齢の割にしっかりしていて。祖母を助けたいと願う青年です。

彼が事故に巻き込まれたことが他の3人の人生を左右することとなります。

キムヒチャンくん演じるドマンもまた他の3人同様家庭環境に悩む人物。

4人に共通するのが皆家庭環境に悩みを抱えているということかな…と。だからこそ性格はバラバラでありながら何か通づる部分があり仲良くなったのかなと。





4人でいる時は和気藹々と楽しいシーンもあり、若い男子あるある的な感じもあって明るさも感じるのですが、事件が起こってからは一気にダークモードへと進みます。

それにしても警察のあり方についてはどの作品を見てもどうして…と思うことばかりで。

今作でもそれを強く感じました。


若さ故に頭で考えるより体が先に動いてしまう。

この20歳という年齢が故の作品といった感じがしました。

親も家族も自分の子や兄弟が1番大事で。

それは当人達にとってもやはり自分自身が1番大事だと思ってしまう。

これは人間の本能として仕方がないことだと思います。

彼らがとった選択は決して正しいとは言えませんが、どうしようもないことなのかなと。


最後にサンウのおばあちゃんの温かさを感じました。

観ていて辛くはなるけれど、短いながらも良くできている作品だと思います。



英題のOne Way Tripも素敵だなと感じました。

直訳すると片道旅行の意味となっています。

グローリーデイは栄光に満ち、最高の状態であった過去の時期の意味となっています。

どちらも作品に合っているなぁと。