ロ・ギワン(로기완)

2024年 Netflix公開の映画

133分



    

私たちが幸せになる資格があるかな?


人生の最後の希望を抱いてベルギーに到着した脱北者のギワンと人生の理由を失った女マリの出会いと別れ、愛を描いた映画。

2024年3月1日に公開されたネットフリックスオリジナル韓国映画。同名の小説が原作。


○ストーリー

脱北者のギワンは、見知らぬ土地ベルギーで難民の地位を認められようと死闘する。持っているものはなくても切実に生きたいギワンと人生の理由を失ったマリ。彼らはお互いに引き寄せられるようになる。


○キャスト 

ロギワン役 ソンジュンギ

人生の最後の希望を抱いて持ったもの一つもなく、遠いヨーロッパの見知らぬ土地ベルギーで、唯一の希望である「難民」の地位を認められるために死闘する脱北者。


マリ役 チェソンウン

人生の理由をなくしたベルギー国籍を持つ韓国人射撃選手。悪縁にまつわるロギワンとの最初の出会いの後、意図せずに恋に落ちる。


イユンソン役 チョハンチョル

マリのお父さん。長い闘病生活の末、妻を先に手放した痛みと、自分を壊す娘のマリに対する不安と心配を抱えている人物。


チョンジュ役 イイルファ

マリのお母さん。病気で亡くなった。


オクヒ役 キムソンリョン

ロギワンのお母さん。生き残らなければならないという原動力を提供してくれる人物で、ギワンがベルギーに向かう決定的な理由。


ソンジュ役 イサンヒ

ギワンがベルギーの精肉工場で出会った朝鮮族出身の人物。


ウンチョル役 ソヒョヌ

ロギワンの母方の叔父。ギワンが中国・延吉(えんきつ)からベルギーに離れられるように助けてくれる人物で、切迫した状況でもロギワンのためにどんなことでもやり遂げる。


シリル役 ワエル・セルスプ

ベルギーでバーを運営する人物。彷徨うマリに危険な提案をする。


○感想

グッと引き込まれる作品でした。

一応ジャンルはドラマ、ノワール、ロマンスとなっていて。

だけど全く前情報調べず視聴で。

唯一ソンジュンギさんの作品ってことだけは知ってました。

調べていたら、原作があるのですね。

原作は↓

単身ブリュッセルに流れ着いた20歳の脱北者ロ・ギワン。 希望を見いだせず、自分を否定する日々を送っていた放送作家の「わたし」は、雑誌で出会ったギワンの言葉がきっかけで、彼の足跡を辿る旅に出る。(お借りしました)


最初は脱北者ギワンのホームレス生活から始まるので、見ていて辛いものがありました。

人種差別も多かったり。

だけどギワンがマリという女性に出会ってからストーリー展開がガラッと変わってきます。

そこからギワンは一歩ずつ新しい世界へと踏み出していきます。

人との出会い、人との縁って大事だなぁと改めて感じました。

あとは普通に生きれることってなんで幸せなことなのだろうとこの作品を見て私は感じました。

平凡で退屈な日々だななんて感じることも多いけど、それって本当は贅沢な悩みなんだなって感じたりもして。


ソンジュンギさんの演技、素晴らしかったです。

この作品に引き込まれたのもソンジュンギさんの演技が良かったことが一番の要因だった気がします。

私ヴィンチェンツォと財閥家の末息子は見てなかったのですが、やっぱり見たいかもって思いました。

そのくらいソンジュンギさんの演技が良かったです。

チェソンウンさんも見たことなくて。

アンナラスマナラに出てた女優さんでした。

役によってガラッとイメージが変わるタイプの方かも。

ギワンとマリの恋愛もストーリーの軸になっていたので、ジュンギさんとソンウンさんのケミがよくて、良かったと思います。

マリ父役のチョハンチョルさん、ルール通りに愛して!では嫌な役だったけど、この映画では割と良い役柄でした。

脇キャストもイイルファさん、キムソンリョンさん、イサンヒさん、ソヒョヌさん…と演技派で素敵な方ばかりでした。(流石Netflix。)


映画としてはちょっと長めの2時間13分ですが、Netflixなのでちょっと気になったところを戻してみたり何回も見たりできて良かったです。(そういうとこ、配信作品はありがたい。)


ラストはこの作品だからこの終わり方で良かったかな…逆にNetflixオリジナルシリーズには珍しい感じかも?なんて思いました。