未知の彼方で君を待っている〜YONDER〜(욘더)
2021〜2022年TVINGにて放送
全6話(40分前後x6話)
○ストーリー
2032年。安楽死法が制定された世の中で主人公ジェヒョン(シンハギュン)の妻イフ(ハンジミン)は末期癌の為、安楽死を選択する。イフは亡くなるがある日ジェヒョンの元にメッセージが届く。
それは妻イフが自分の記憶で設計された世界「ヨンダー」に来てほしいという招待状を送ったというメッセージだった。
ジェヒョンは「ヨンダー」を訪ねて、イフとまた会うことになるが…。
○キャスト
キム・ジェヒョン役シン・ハギュン
サイエンスMの記者。妻以降の死後、空虚な人生を続けている。
死んだ妻イフから「ヨンダー」に会いに来てというメッセージを受けて混乱することになる。
チャイフ役 ハン・ジミン
ジェヒョンの亡き妻であり、未知の世界「ヨンダー」に属する存在。
安楽死を選ぶ直前にセイレンと契約を結び、夫をヨンダーに導く。
セイレン役 イ・ジョンウン
未知の空間「ヨンダー」で人々を招待する"バイアンドバイ"の運営者。
ドクターK(チャン・ジンホ)役 チョン・ジニョン
死を科学に近づけようとする脳科学者。
プロパク役 ペユラム
"ヨンダー"が気になるハッカー。
ピーチ(ユン・スイン)役 ユンイレ
亡き父に会う為"ヨンダー"に行きたいと願う少女。
○感想
ストーリー的にはSFというのかな。近未来を描いた作品となっています。
見てから少し時間経っています。
先月のCS無料放送日にフジテレビTWOで一挙放送されたものを視聴しました。
配信されていない作品だったので気になって。
時々こういうことがあるので、まだテレビも侮れないなーと感じます。
日本放送は今の所KNTVとフジテレビTWOぐらいみたいです。
元々ハンジミンさんが好きなので気になっていた作品でした。
視聴するとドラマっぽくはなくて。
映像の撮り方、音楽など映画のような作りだなぁと思ったら演出の方が映画監督だと知り、納得。
イジュニク(イジュンイク)さん。
王の男や金子文子と朴烈(パクヨル)、茲山魚譜 チャサンオボなどを監督された有名な方でした。
だからか、ストーリーは少し難しい感じがしましたが(個人的にあまりSF系は見ないので)
映像の撮り方や雰囲気が凄く魅力的で素敵だったなぁと感じました。
誰しも人生で一度は経験するであろう、大切な人との別れ。
亡くなった人に会いたいという思い。
家族だったり、恋人だったり、友人だったり、好きな芸能人だったり…。
その願いを叶えてくれる"ヨンダー"という空間を描いているのですが、その空間にはやはり弊害があって…。
この作品主人公ジェヒョンのこの言葉に尽きると思います。
(すみません、テレビを映したので画像歪んでおります。)
「美しい思い出が尊いのは、その瞬間が二度と戻らないからだ」
だからこそ大切な人と一緒にいられる一瞬一瞬を大事に生きていかなければならないと改めて感じさせてくれる作品でした。
OSTも良くて。特にSondiaさんが歌う「DIVER」という曲がとてもお気に入りです。
役者さんも演技派な方ばかりで。とても素敵な作品でした。