生まれてよかった(태어나길 잘했어)

2020年の韓国映画


○ストーリー

〈過去〉両親を亡くし、伯父の家に居候している中学生のチュニ(パクヘジン)。チュニは手のひらや足に汗をかく多汗症に悩まされていた。家でも学校でも孤立しているチュニ。

〈現在〉多汗症の手術資金の為、自宅でにんにくの皮剥きの仕事をしているチュニ(カンジナ)。

立ち寄った先で精神に悩みを抱える人が集まる会が行われており、そこで吃音症の男性チュファン(ホンサンピョ)と出会う。

ある日雷に撃たれたチュニは、中学生時代の自分が目の前に現れ一緒に暮らすこととなる。

チュニはチュファンと付き合うことになるが…。


○キャスト

パクチュニ(現在)役 カンジナ

パクチュニ(過去)役 パクヘジン

チュファン役 ホンサンピョ



○感想

インディーズ映画で女性監督のチェジニョン監督の作品。

雰囲気が気になって視聴しました。

内向的で悩みの多い女性チュニ

チュニの気持ちが割と私は共感する部分が多くて。ラスト、チュニが前向きに自分の人生を歩もうとする姿は素敵だなぁと思いました。

チュファンとはお似合いだったのですが。

生きていれば色々なことがあるよなぁって。

ホームレスの女性(ファンミヨン)とチュニの関係もよかったです。

「早く行きたければ一人で行け、遠くに行きたければみんなで行け」

↑劇中、靴についてたマサイ族の名言



過去の自分と出会うことで新たな人生を歩み出したチュニ。

日常を淡々と描いたような作品となっていました。









映像の撮り方が素敵でした。

韓国の全州(チョンジュ)市で撮った作品みたいです。


女性監督らしい繊細な作品でした。