【2024.05.01】

 

香港の山友であるシャーリー&チーさん夫妻がGWに来日。4/30,5/1の二日間で白馬岳に一緒に登ることになった。が、白馬岳登山は悪天候で中止に。今年のGWは好天続きだったのに、この二日間だけ全国的に雨って、どういうこと? 普段の行いが悪いのは誰だ!なんて自分の事は棚に上げ、ブツブツ文句言いながらも白馬登山の代替案を検討。5/1に比較的天気の崩れが少なそうな妙義山に登ってみることになった。

 

一日の朝、半年ぶりにシャーリー&チーさんに再会。積もる話に花を咲かせながら登山を開始。

 

チーさんとシャーリー。半年ぶりの再会。

 

 

 

妙義山を選んだのは天気の他にもう一つ理由があった。岩場の難コースであること。トレイルランナーでもある二人は、一般の登山道だと登攀スピードが速くてついていくのが大変なのだ。岩場、鎖場が連続する難コースの妙義山なら、付いて行けるんじゃないかと目論んだのだ。

 

 

 

だが、ジジイの姑息な目論見はやっぱり外れるわけで、今回もお約束のようにシロメ登山となった。

二人の岩場や鎖場でのスピード云々より、私自身のスピード、体力が落ちたのだ。妙義山の主峰である相馬岳山頂に到達したときにはかなりグッタリ。

相馬岳まででこんなに疲れるなんて...。

 

 

 

最近は何をしても自分の「お爺さん化」が見えてしまうので腹立たしい。

この先には最大の難所、鷹戻しや二段ルンゼなどがあるのに大丈夫か?なんて不安に思っていたら、ポツリポツリと恵みの雨が降り始めた。「雨じゃしょうがない、雨じゃ!」と、お二人にもこの先の名物鷹戻しを諦めてもらい、下山することにしたのだ

 

 

小雨降る中妙義神社まで戻ると、先に下山していた別の登山パーティが何やら盛り上がっている。近づいてみると、一人の方のシャツが血だらけに。ヒルだ!他の方も靴やらザックやらズボンやらにヒルが張り付き、ニョキニョキ動いてる。おおっ、これがヒルかぁ、なんて初めて見るヒルを呑気に観察してたけど、よく見りゃ自分の靴にも張り付いてるし。そうなると結構パニック!帽子からザックから靴まで、全てを脱いで皆んなでお互いに総チェック。服についた小さなゴミなどが全てヒルに見えてしまうから参ったもんだ。

 そんなヒル騒動もひと段落し、下山後は温泉入って飯食って、二人とは秋の再会を約束しその場で別れた。

 

さて、はなまるちゃんが待つ我が家へ帰ろう!

だが、ここからが一苦労なのだ。

最近はこの山の帰りの運転がダメなのだ。

すぐに眠くなってしまう。この日も高速に乗った途端睡魔に襲われ、パーキングで仮眠。2時間ほど寝て、起きたら運転再開。が、また1時間ほどで眠くなってパーキングへ。これの繰り返しで、結局ひたちなかの家に着いたのは23時頃。190kmの道のりを渋滞もないのに8時間もかかったのだ。前回の燕岳からの帰りも、走って仮眠しての繰り返しで12時間かかり、家に着いたのは翌朝だった。

クタクタになって家に到着。はなまるちゃんを見てほっと一息。

 

 

最近は車の長距離運転が辛くて仕方がない。以前は毎週のようにアルプスの山に登っていて、長野県なんてすぐそこじゃん!と思っていたのに、今じゃ遠い土地に思えてしまう。(実際遠いんだけど)

長距離(松本まで340km)運転の苦痛を考えると、アルプス行くより海で波乗りしてた方がいいんじゃね?とさえ思ってしまう。

まぁ、無理することはねぇ、山はアルプスだけじゃないし。近くていい山探してやればいい!と思いつつも、でもやっぱりアルプス行きてーなぁ、なんて。

 

遥かなるアルプスの山々に思いを馳せ「行くか!でも運転がなぁ」と煮え切らないジジイの苦悩の日々は続くのだった。

 

 

 

お次は、いずこの山へ