#11 長い入院生活と病院での出会い | 26歳で悪性脳腫瘍を患ったOL

26歳で悪性脳腫瘍を患ったOL

病気を患ったいま思うこと体験したことを書き留めたいと思います。
悪性脳腫瘍(グリオーマ/星細胞腫/グレード3)
手術⇨放射線治療を経て、現在は抗がん剤治療中です。

おはようございます!


抗がん剤を飲んで3日目。

まだ、副作用はありません!


少しずつ仕事にも慣れ

7時間以上働けるようになりました。


でも複数のタスクを

熟すのはまだ頭が追いつかずです。。

今日は長い入院生活と

病院での出会いを書き留めたいと思います。

一つ前のブログで

放射線治療のことを記録しましたが


はじめ2週間は副作用がなく

一時退院して再入院以降は

約1ヶ月間、副作用と共に生活してました。


でも、そんな中でも入院生活楽しかった!

と胸を張って言えます。


その理由は

先生、看護師さん、ヘルパーさん

そして脳外科に入院して共に闘っている

たくさんの患者さんがいたからです。


私を観てくれている先生は

3月までは3人の先生

4月以降は4人の先生が主治医(担当医)

でした。


先生方は手術があろうが

平日毎日、誰かが来てくれて

わたしのくだらない話にも付き合ってくれる

良い先生方です!


その中に推しの先生がおり

会える推しと思って

毎日先生に会えるか楽しみにしてました(笑)


看護師さんには

「SnowManと大違いなのにどこが良いの!?」


他の先生には、

「もっと周り見て!!

脳外科にもっとかっこいい先生いるよ!(笑)

〇〇先生が推しなんて

1000年に1度の奇跡だから

推しとか言ってくれる〇〇さんに

感謝した方が良いよ!」

と言ってました(笑)


先生の顔が好きとかじゃなくて

なんか先生に会えるとテンション上がる〜

って感じでしたが(笑)


アイドル好きの看護師さんとは

「今日、〇〇先生に初めて

お手振りファンサ貰った!!」

とか言って話してました(笑)


こんな話にも付き合ってくれて

嬉しいですよね!

教授回診のある病院で

初めて大名行列みたいなのをみたとき

ドラマの中に入ったみたいで

めちゃテンションが上がりました!


教授ははじめての回診から最後まで

パンの焼き具合しか

聞いてこなかったです(笑)


なぜかと言うと

朝は病院食を食べており

デイルームにあるトースターで

パンを焼いて食べていたからで


その時にちょうど教授が

デイルームの前を通るため

手を振る仲でした(笑)


ヘルパーさんにも

朝出勤して病棟フロアに着くと

パン焦がした日はすぐ分かる!

と言われ臭くしてごめんなさい。

と思ってました。

看護師さんたちも本当に良い方々で

どの方が担当に着いても

おしゃべりしてばっかで(笑)


上に書いた、アイドル好きな看護師さんは

わたしも同い年で良く話をしており

他の看護師さんにもよく喋ってるね〜と。


その看護師さんが帰られる前とかにも

デイルームで20〜30分話してたりとか(笑)


わたしは自分の病室に寝るとき以外はいない!

と言っても過言ではないくらい

デイルームの住人になっておりました(笑)


病室にいると狭い空間で

気持ちが参っちゃうと思い、少しでも

気持ちが軽くなるようデイルームにいました。

デイルームでは、老若男女問わず

様々な方に話しかけてもらいました!


すごいご経歴をお持ちで

わたしの人生では経験できないであろう

と思うくらい、日本を世界を

横断している3人のお子さんがいるパパ。


毎日一緒に野球を観るおじいちゃん。


NPOを立ち上げて

社会貢献されているおじいちゃん。

このおじいちゃんはお話好きで

いつも話しかけてもらいました。


ある時、おじいちゃんに

「あなたが夢に出てきたのよ〜」

と言われました。


ありがとう?と言うのも違うし

無難な返しが思い浮かばず

咄嗟に出た言葉が

「勝手に出演させないでよ〜!

出演料払ってくれなきゃ割りに合わないよ!」

と言ったら、おじいちゃんに

引かれましたが、笑ってくれました(笑)


ある時から

毎日話しかけてくれてくれる

泣き虫なおばあちゃん。


そのおばあちゃんは

お孫さんとわたしが年齢が近いこともあり

孫のように可愛がってくれました!

同じ病気を抱えている

おばあちゃんだったため、より仲良くなり


おばあちゃんは主治医の先生が好きで

先生が回診に来るのを

毎日楽しみにしてました!


「先生来た??」

って毎日聞かれるものなので

先生がいつ来るか、今日は外勤なのか?

覚えてしまいおばあちゃんに

「〇〇ちゃんは、先生の秘書なの?」

と聞かれてしまいました(笑)


そのことを先生に言うと

「〇〇さん(おばあちゃん)のところ

行ってきます!」と先生まで変なノリ(笑)

→そのあと本当におばあちゃんの

ところに行ってました!


手術の時の入院では

患者さん誰1人と話をしなかったのに

放射線治療のための入院では

結果10人の患者さんと

コミュニケーションを取る日々!


先生にも、看護師さんにも

「他の患者さんの相手させてごめんね。」

と言われましたが


わたしもおしゃべり好きですし

つまらない入院生活で

少しでも気持ちが明るくなってくれるなら

お安い御用です!


わたしはこの病棟の太陽たれ!

という気持ちでした。


看護師さんに

病棟のカウンセラーだと言われ

脳外科専門のカウンセラーにならない?

と言われました(笑)


雇ってくれるなら

こちらとしても大歓迎です!!

入院していた病院は

面会制限があり、面会から次の面会まで

数日空けないと来れないルールでした。

しかも面会時間も30分まで。


患者さんみんな、面会の日を

すごく楽しみにしておりました。


でもなにかしらの理由で

面会に来れなくなってしまうこともあり

凄く落ち込んで泣いていた

患者さんもいました。


わたしも友達が来てくれると

約束していた日に

急遽来れなくなってしまい

すごく悲しくて、だったら親に来て貰えば

良かったと思いました。


たくさんの友達に面会行くからね!

と言ってもらい、その気持ちだけでも

もちろん嬉しいですが、実際には

来ないとなると寂しいものですね。


あの時、泣いていた方の

気持ちが痛いほどわかります。


限られた面会時間で、閉鎖的な空間で。


そんな中だからこそ

どれだけコミュニケーションが大事か

痛感しました。


先生、看護師さんに

「他の患者さんの相手させてごめんね。」

と言われましたが、

入院生活で少しでも楽しみを見つけるための

行動だと思います!


わたしもたくさんの方々に話しかけてもらい

本当に元気が出ました!!

本当にありがとうございました!


仲良くしてくれた患者さんたち

先に退院してくれたので良かったです!


みんな元気かなぁ。また会いたいな。


わたしが退院するとき


退院日に勤務日じゃないんだ。

と前日に消灯時間を過ぎてから

看護師さんが荷物を抱えて(ご自身の)

会いに来てくれました!!

(アイドル好きの同い年の看護師さん)


すごく嬉しかったです!!


退院日もたくさんの方に

お見送りしてもらって、

両親も本当に良かったな。と。


男性の看護師さんで

いつも友達ノリで話をする方がいました。


その方が退院日に担当で

最後話をしている時に

「そんなこと言うの"お前"だけだよ!(笑)」

と言われました。


それを聞いていた両親は

「患者の親の前で、お前って言えるくらい

だからすごく仲良くしてもらった

ってことだな!」

と感心してました。

こんなにもご縁に恵まれ

楽しい入院生活を過ごせたのは

わたしに関わってくれた

全ての方のお陰です!!


本当にありがとうございました!


この間の通院で

1番仲良くしてくれた看護師さんと

ヘルパーさんにたまたま会えました!!


あんなに広い病院で会えたのは奇跡です!

すごく嬉しかった!!


また先生、看護師さん、ヘルパーに

会えるかな?と思うと

次の通院が楽しみです。


ここまでお読みいただき

ありがとうございました!


次は、放射線治療中の入院で

先生から予想外の提案をされました。


そのことを書き留めたいと思います。


あいにくの天気ですが

小さな楽しみを見つけて今日も頑張りましょ!