早い。
今回は、おでこ、右耳前、目の下を切除少々と、右目の目尻の縫い直し、顔全体のレーザー、左腕の水イボもついでにレーザーでとってもらう。
ついでの水イボは、普通ならピンセットでノー麻酔状態にてブチブチ(ひぃぃ~~‼)ちぎり取るらしいのですが、レーザーの先生に見せたら「あ、ついでにやりますよ」と言っていただけたので有り難く。
麻酔無しで引きちぎられるとか、絶対にトラウマになるから。
いつかどこかのタイミングで、ついでに出べそも治してもらう予定。
まめの次の順番らしきオペ待ちベビーちゃんがいて、恐がることもなく、ニコニコしていた。
そうそう。
このくらいの時は、まめも泣かなかったわ。
麻酔のマスクだって、むしろ興味津々ってくらいだったし。
まめもこんな頃から手術してたよなーなんて思いながら、オペ室から戻ってきたまめを見て
デカっっ!!!
...あぁ、そうか...
うちの子、4歳になったのか...。
もうとっくに赤ちゃんじゃなかったと思い出した(笑)
そりゃ、麻酔が嫌なことももう解るわなー。
赤ちゃんのうちの手術が、本当に楽です。
術後ケアも、本当に楽です。
泣いちゃうのが可哀想??
いやいや、泣き疲れて寝てくれますから、結果楽です。
(私、赤ちゃんが大泣きしていても、可哀想なのは赤ちゃんじゃなくてお母さんの方だと思っていますからね、基本。赤ちゃんが大泣きしても周りが寛容な場所ですから、病院は。泣かせておけばいいと思います。)
赤ちゃんのうちの手術だったら1回で切除出来ていたのに、ちょっと大きくなってからだと3回やらないと切除しきれないとか、ありますからね、母斑切除の手術は。
体が大きくなるってことは、母斑もおなじだけ大きくなるので。
0歳のうちにどれだけ切除出来るか、これが重要だよねと、入院でお会いするママたちといつも意見が一致します。
さて。
いつも麻酔から覚めたまめは、これは内藤やす子か桂銀淑かというほどのハスキーボイスで「ママー...」と弱々しく泣き、抱っこをせがむので、まめを抱いて私もベッドに乗り、チンパンジー親子の檻の運送状態で病室に戻るのがお馴染みだったのだけど、今回まめは泣きもせず、私も付き添いながら歩いて病室まで戻る。
そして、またしばらく眠る。
術後、よく寝てくれて本当に助かります。
そして、目が覚め第一声「...お水...」。
水分摂取の解禁予定時刻は16時。
まだ14時。
絶対に無理。
「...ママ...お水飲みたい...」
「まだ飲めない時間だからもう少し寝てていいよ」
弱々しい声でお水をせがまれると、私は毎回火垂るの墓のせつ子を思い出してしまう。
あぁ、思い出し泣き。
まめよ、お前は時間がくれば好きなだけ水が飲めるのだ。
水が飲めれば、ジュースだって飲めるし、夕飯だって食べられるのだ。
せつ子は、お水も飲めなかったの!
ご飯も食べられなかったの!!
苦しんで、苦しんで、死んでいったの!!!
だから、あと数時間くらい我慢しなさい。
↑まめにとっては「はぃ???」な理由ですが、毎回私はこう思い、お水があと数時間飲めないまめを可哀想だと思わないでやり過ごせます。
でもね、本当にね。
まめは無事に手術が終わりました。
時間がくれば、普段の生活に戻るのです。
有難いことです。
これは、本当に本当に、有難いことなのです。
この国に、この時代に、この環境に、心から感謝です。
術後着は、甚平が重宝するよね~。
前開きパジャマでも、袖口が広くないと点滴のあのやつが通らない。
これから手術入院される方、甚平はオススメです。
あと、私は毎回入院の荷物にボックスティッシュを忘れる。
毎回病院のコンビニで買います。
明日、退院です。