不思議の国の。 | ありがとう。大好き。~巨大色素性母斑と生きる~

ありがとう。大好き。~巨大色素性母斑と生きる~

私だけじゃない。あなただけじゃない。
みんなが笑顔でいられるために。前を向けるように。
情報を少しでも提供できたら。
みんなの共通点は「命」です。
さぁ、笑おう!

幼い頃、『不思議の国の』というフレーズにすんごい違和感を感じていた私。


『不思議な国の』に改正して欲しいと思いながら幼少期を過ごしました。



このアリスの真実を知った時、

「不思議『の』国の、なの?!  不思議『な』国の、ぢゃないの?!?!」

と、大きな驚きと共に、私の体にはすんなり入って来ず受け入れられなかった『の』のトラウマ。


幼き日の私よ、

今では私も大人になり『不思議の国の』を受け入れ日々生活出来ています。


大切なのは「慣れる」ということ。



年パスの期限が近付いてようやく、家からディズニーランドまで行くことにやや慣れてきました。



気温が上がった平日、重~い重~い腰を上げて舞浜へ行こうと決心。



「アリスで行きたい!」と珍しく言うまめ。

じゃあ私はチシャ猫を被ろう。防寒にもなるし一石二鳥。



この日は暖かく、まめはコートを脱いでアリスでいたら、キャストの皆さまが声を掛けてくださりご機嫌なスタート。


まめは記念撮影中のミッキーに背後から話し掛け(私達は記念撮影に並んでいません)、大切なキラキラミニーペンダントを自慢気に見せると、お忙しいミッキーさまは拍手をしてくれてマイムで神対応をしてくれた。


それでまめは更にご機嫌になり、足取りも軽やかにワールドバザールの方へ進むと

「あ!アリス、ごきげんよう。この人混みの中にアリスが居るよ♪」

と、キャストさんが教えてくださった。



アリスを着てきてよかった!!





英語で何やら会話をしております。




さすがにアリスの前ではお得意の変顔はしないのね。




まめはいつも決まった乗り物にしか乗ってくれず、カントリーベアですら怖いと言われNGです。


そして、並びたくない私に言いくるめられるので毎回乗るものは同じです(笑)



なので、パレードはなるべく見せてやろうと。





アリスでも、白雪姫が来てくれました。



パレード中に、毎回どーしても涙してしまう私。


パレードの内容も素晴らしいけど、それを見ているお客様の笑顔を見ると心が熱くなるのです。


お孫さんと一緒に見ているじぃじがノリノリで躍りながらパレードと孫の笑顔を交互に眺めてる幸せそうな笑顔や、車椅子のおばあちゃんがキャラクター達と握手しながら本当に楽しそうにされている姿を見ると、舞台人としては


「やっぱ、ディズニーすっっげーわ!!!!」


としか言えない。



パレードルートの向かい側の、私の視界に居る人全員がこの上なく幸せな笑顔をしているという現実。


ディズニーは世界を救えると本気で思う。







このエルサを見ながらさぁ、




まめが同じように踊るわけですよ。




その踊りがエルサの完コピなのですが、まあパレードのエルサの美しさが見事過ぎて、それをうっとり見つめるまめはエルサになりきってしまい、薄目で表情を作って真剣に踊るまめの顔を見ながら隣で笑いを必死に堪える酷い母。


まめも成り切り度と入り込み度はプロでした(笑)


「まめ、今のダンスすっっごく良かった!天才!」と笑わずに言えた私もプロでした。




日も暮れて、そろそろ帰ろうかとテクテク歩いていると夜パレードの案内をしているキャストさんが「もしかして、さっき会ったアリスかな??」と声を掛けてくれた。


寒くなったので、まめはコートを着てアリスのコスは全部隠れていたのだけれど、気付いてくれたキャストさん。


そして、私はこのキャストさんにどこでお会いしたのか全く記憶にないくらいなのに、こんな風に声を掛けてくれるなんて嬉しすぎる。


「さっき会った子かな~」と心の中で思うくらいなら解るけど、声にして言ってくれるなんて。
そんなことも子供にとっては嬉しいことなんだと気付かされた。


まめは嬉しくて、キャストのお姉さんにハグをして「有難う」と言い、私も最後まで幸せなディズニーでした。



どこかで会ったらしいキャストさんにまた声を掛けてもらうことは今までも何度かあったのだけれど、これはアザのおかげなんだよね。


覚えてもらえる幸せを感じられるのはアザに感謝だし、これがまめの持って生まれた個性なのだと。


改めて感じました。





やっぱ、ディズニーすっっげーわ!!!!