久しぶりの外来。 | ありがとう。大好き。~巨大色素性母斑と生きる~

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さぁ、笑おう!

先日、まめの外来でした。


最近はこのブログもなかなか更新する時間もなく、まめの母斑についての記事を書くことも少なくなっているのですが、そのくらい母斑について考える時間がないというのが実際のところ。


毎日毎日、母斑のことばかり考えて、どうしようもなく不安だったあの頃からは想像も出来ない、とにかく「日常」を過ごしています。



まぁ、まめは成長とともに自分の顔には母斑があるということも自覚しているし、先日なんて携帯ショップのプレイスペースで同年代の男の子と一緒に遊んでいるのを遠目に見守っていると、男の子のママから「お顔どうしたの?」と聞かれた様子が見てとれて、「お。まめ、なんて返す?」と思っていたら「アザだよ。アザ!」と、なんか、言い方ちょっと上からじゃない?!っていうような返しをしていた。


今まめは前髪でおでこの母斑は全部隠れているのだけど、この前自分で鏡を見ながら前髪をいじっていて「…3歳児、色気づいてきたな。」と思っていたら、前髪で隠れていたおでこの母斑を見付けて、突然「ここにもまだあるじゃん!!」と私にキレてきた(笑)


あまりの予想外の反応に「あ、キレるんだ。」と思ってちょっと笑ってしまった。

落ち込まれるより全然いい。


頬の母斑はほとんど取れたし、普段自分が鏡を見た時に見えているアザは右目の周辺だけになっているし、周りの大人はそれを見て「こんなに取れたんだね!」とか「あと少しだねー」とか言っていたから、本人は普段自覚のなかったおでこの母斑に驚いた様子だった。


「そうだよ。心配すんな、そこも取れるから。」


って、さらっと言っておいたけど。

本人は「ちぇー。まだここにもあるのかー。」って感じっぽい。



まぁ何にせよ、重々しい雰囲気にはしません。

普段は「アザ??  あるよ。だから何??」っていうくらいの雰囲気で流します。


じゃなきゃ、これからの本人の心が持たないと思うから。





子供の、自分のアザに対する反応って、絶対に親のアザへの反応と比例すると思う。


親が我が子の前でもアザに対して落ち込んだり大袈裟な反応をしていると子供は絶対に「私のこのアザは、そんなに大変なものなんだ…。」って刷り込まれるんじゃないかな。


そうなると、これからの集団生活に支障が出るような気がして。

「私には、アザがある。初めて会う人に何か言われるかもしれない。初めての子と遊びたくない。」ってまずそう思う子になってしまったら嫌だなぁ。


だから私は、本人にアザの自覚が出る前に集団生活に入れて良かったと今になって思う。


集団の環境に順応するのは本人の力だし、実際に2歳くらいの子はお友達のアザに対してさほど興味はなく、自分のお気に入りのオモチャの取り合いが全てなのだ。


「アザのこと言われるかもしれないから、みんなと遊びたくない」って思うより、「一緒に遊ぼー!」「お顔どうしたの?」「アザだよ。」って言える子になってくれるのがいい。


そういう意味では「子供の性格をつくる」っていうのもある程度は親が与える環境なんだと思い、ちゃんとしなきゃなーと改めて反省する点も多々ですが…。







さて。

外来の話。



今回は、術後の経過観察でした。

経過によっては次回の手術の日程を決めるだろうと思い、早めに予防接種も済ませておいたんだけど…。


教授「実は今、来年の6月の手術を予約しているくらいでして…。」


元々、たくさんの患者さんを診られていた先生。
今年の春、教授になられて、まめ含め前教授の患者さんも後任され、大忙しなのは間違いない。

このブログがきっかけで、この先生をご指名でどんどん患者さんが増えているのは私も解っています。


これからは手術が終わったら、次の手術の予約をしなきゃいけなくなるな…。

絶対にオペを延期に出来なくなるから、術前の健康管理が大変だ…。

来年から幼稚園なのに…。

ただでさえ、病気もらう率が高いまめなのに…。


ひょえ~(笑)!!!






まめの場合、皮膚の伸びがいいらしく手術と手術の間を開ければその分切除する部分が増えるので、期間を開けても全く問題ない。


ただ、4月以降の予定が全く解らない(まだ園が決められていない)ので、とりあえず4月までに1回お願いしたいと言い、3月末に手術の予約を入れていただきました。


(教授「もしかしたら、入園式にお顔に術後のテープを貼って出ることになるかもしれませんが…。」

私「全く問題なし!!!!」)



ということで、3月末に手術です。



先日、こんな内容のメッセージをいただきました。







これを教授にお見せすると、

「このタイミングで!!よくこのことをご存知ですね!」

と、大変驚かれました。

なぜかというと、大阪工業大学の教授とご親交がおありで、

「今うちで母斑治療の患者さんがとても増えているんですという話をこの先生としたばかりだったんですよー!」

と。


ただ、まだこの研究を治療に取り入れた人が誰ひとりいないので、この方法がどこまでどのように効果的であるのかが解らないそうです。


そのくらい、出来たてホヤホヤの新情報だったみたいです。


私も、メッセージで初めて知ったのですが、日々医療技術は進歩しているという勇気をもらえる情報ですよね!


「この治療でどのような効果があるのかが解って来るのかは数年後とかですか?」と聞くと「半年後とかには解ってくるとは思いますが、現段階ではまだ誰ひとり受けていないので、治療方法として患者さんにご提案出来るようになるのはちょっと先になりますね…」と言われました。


母斑によっては、また母斑のある部位によっては効果的な治療になるといいですね!


このように、最新情報を送ってくださることにも本当に感謝いたします。


タイミングよく外来があり、教授にもお話が聞けて、それについてここにアップ出来てまた皆さまに読んでいただける…。


神様がいろんな味方をしてくれているなぁと感じます。






神様、私とまめの風邪も早く治してください…。