退院しました! | ありがとう。大好き。~巨大色素性母斑と生きる~

ありがとう。大好き。~巨大色素性母斑と生きる~

私だけじゃない。あなただけじゃない。
みんなが笑顔でいられるために。前を向けるように。
情報を少しでも提供できたら。
みんなの共通点は「命」です。
さぁ、笑おう!

手術翌日ですが、退院しました!



土日は教授回診もないし、私が帯状疱疹になりやむを得ず手術翌日退院した時に「翌日退院、大丈夫かも!」と思ってしまったから…。


「もし何かあったら(傷口ぶつけちゃったとか)すぐに飛んで来ますから!」と、先生にお願いして2泊3日の短期入院になりました。



病院で荷造りして、帰宅後座る間もなく荷ほどきして洗濯して。


ソファーに横になり完全に占領している、昼食をまだ食べてないパパから「素麺でいいよ」と言われ、


(「いいよ」ぢゃねぇぇーーーーー!!

自分でやれぇぇーーーーー!!

むしろ、おまえが私に作れぇぇーーーーー!!

ねーーぎーーらーーえぇぇーーーーー!!

…と叫ぼうとしたが、やめた。)



調理はただ茹でるだけの「素素麺(すそうめん)」を出してやったぜ。


薬味無しだぜ。





…でも、揖保の糸の「特選」ランクの素麺だったから美味しすぎて、薬味無しの方が素麺本来の味を感じられる的な結果になり、嫌がらせ失敗(笑)




そして!

退院当日は、まめの3歳のバースデー!



入院前は、入院とオペのことで頭がいっぱいで、勿論誕生日当日に退院だと解っていたが、パーティーのことまで考える余裕もなく何も準備をしていなかった。


しかし、いざ帰宅してみたらやはり今日はバースデー当日。


やらない訳にいかない!!!!



パパは「ママがご飯作るのは大変だし、でも手術翌日に外食するのもなんだか心配な面もあるし、銀座で色々買って来て家で食べるか!」と、あたかも私を気遣っている風だが、買ってきた物だろーがなんだろーが、テーブルセッティングしたり、洗い物したり、もろもろやるのは私でーす。


でも、流石にパーティーメニューを1から買い出しして作るのは今日は無理だから、銀座に買い出しへ。


あぁー、ケーキだけでも事前に予約しておくんだった…。ちょっと後悔。




吉澤でしゃぶしゃぶ用のお肉を買い、


まめのリクエストで、イリナのケーキを買い、


三越で食料&食材を買い、


博品館でバースデーバルーンを買うという…




銀座の地理にお詳しい方なら「おぉー!けっこうぐるっとまわってるね!」と思っていただけるであろう距離を…



歩きましたよ…



まめを抱っこして…。



(なんでベビーカー持って来なかったんだよ、私!!!!また腕がたくましくなっちゃーう。)




そして、帰宅後また座る間もなくパーティーの準備に取りかかる、と。




「まめ、いい?   走ったらダメ。   椅子からジャンプしたらダメ。    アクロバットもダメ。   今まだお顔がイタイイタイだからね。ぶつけたら、血がいっぱいどっばーーーって出て、大変!大変!まめが大変!ってみんなでまた病院に行って、まめはぐるぐる巻きにされて、いっぱいいっぱいいぃーーーっぱいチックンされることになっちゃうんだからね!」と、オーバーリアクションで脅す(笑)



まめ「・・・やだ・・・。」(恐怖を感じた表情で。)



このくらい言っておかないと、私が食事の準備をしている間もソファーに寝っ転がってテレビ視てるだけしかしないパパにまめを預けられない。

脅したところで、3歩あるけば忘れてしまうまめなんだけど…。



準備中もリビングから危なげな音が聞こえて来るたびに、

「まめ!!…もぉー…。パパ!!!」

…と幾度も怒鳴り(笑)、でもまぁ、なんとかかんとかパーティーをし、まめの3歳を祝うことができた。






撮影の為にバルーンを全部持ってきてとまめに言うと、ひとつない!と騒ぎだす。

さっきまで腕に紐をぐるぐる巻きにして遊んでいたのに?


家中探すが何処にもない。


そんなことがあり得る?!

完全なる神隠し(笑)

いつ何処から出てくるのやら…。






大量の荷物を持っていたパパ、ケーキも他の食料と同様ガシガシ持ち歩いていた結果、箱の中でダンシングロールケーキしていたっぽい…。

なんとか修正。









電気を消して、ハッピーバースデーを歌って、ろうそくを消す…。


少なく見積もっても、10回は繰り返しました(笑)


本日の主役の言うことは絶対なので、付き合いました。





まめ、3歳かぁ…。


夏にやったあの事が、去年の夏だったのか一昨年の夏だったのか、

冬にやったあの事が、去年の冬だったのか一昨年の冬だったのか、


もうよくわからなくなっています。



産んでから1歳の誕生日までの1年間は、本当に「長かった!!!」長くて苦しくてしんどかったと心から思った。


でも、0歳9ヶ月で1回目の手術をし、2回目、3回目と順調に手術を行えてからは私の心も少しずつ安心して来たのかな。

育児の慌ただしさだけを感じられるようになった。

その頃から、「あっという間!」と思えるようになった。




今回の入院でも、一生懸命治療や検査をしている子供たちに出逢いました。

戦っているママ達とも。


まだまだ不安の真っ只中にいるであろうママ。


でも、たくましかったです。



しっかり前を向かれていました。

しっかり一歩ずつ、進まれていました。




病棟で会う子供たちはみんな、家族から愛されているんだなぁと強く感じられる。


愛されているんだよ、みんな。


みんな、みんな、生まれてきてくれて有難う。




今日は3歳と0日の誕生日。

明日は3歳と1日の誕生日。

明後日は3歳と2日の誕生日。



毎日、毎日、ハッピーバースデーなんです。




まめが生まれてきてくれて、今日生きてくれていることに、心から有難う。