まめはおねーちゃんになったら、プリンセスかアイドルになりたいそうだ。
今日、突然鏡に写る自分の顔を見て
「もうちょっとだねー。 もうちょっと、黒いねー。」
と言い出した。
ドキッとした私は何も言わないでいたのだが、
「ねー、ママー。 もうちょっとねー、黒いねー。」
と、私に向かって言うので、胸をドキドキさせながら聞いてみた。
「んー?なにがー??」
「(おでこと目のまわりを指差し)こことぉー、ここ。」
まめが、初めて私にアザのことを伝えて来た。
2歳と10ヶ月。
突然やって来たこの瞬間に、私は何をどう言えばいいのか全く解らず「まめ。大丈夫だよ!」としか言えなかった。
何がどう大丈夫で、何がどうなら大丈夫じゃないというのか。
本人がアザをどう思っているのかすら聞く勇気も出ず…。
「ママも黒いのー??」
「ママも…(昔は黒かったんだけど、黒くなくなったんだよー…と言おうとしてしまったが、そんな嘘は気休めだと思い直し) ママは、黒くないけど… まめ!ママに任せて!!!」
…そう。
ママに任せなさい。
あなたは何も心配しなくていい。
そう言った後、まめが私の目を真っ直ぐ見つめた数秒間の視線の強さを、私は一生忘れない。
今までは、私が決めた治療をまめに受けさせていた。
でもこれからは、まめは「イヤ」と言うこともあるかもしれない。
一緒に治療をしていくようになるんだ。
これは、間違いなくまめの成長だ。
歩くようになった。
言葉を話すようになった。
それよりも、私の中で一番忘れないだろう今日という日。
まめがアザのことを私に伝えた。
絶対に絶対に忘れない。
大丈夫、ママに任せて!!とあなたに言ったことも絶対に忘れないから。
私はまめを産んでからずっと、この子の人生はいじめられることしかないんだと決め付けていた。
今ではそんな考え方しか出来なかった自分が恥ずかしい。
まめは2歳にして、親の私が驚くくらい友達がいる。
まめの友達は、親の私と同じように顔にアザがあるとかないとか、そんなことはどうでもいいくらい、まめのアザを受け入れている。
最近は、やんちゃ盛りの5歳のお兄ちゃん達の中で揉まれて遊んでいる。
私からすると、そのお兄ちゃん達はまめのナイトだよ(笑)
絶対にまめ姫を守ってくれるし、エスコートしてくれるし、全部ケアしてくれるし、とにかく優しすぎる!
アザのことでいじめられるかも?なんて心配するだけ損したって感じ。
アザがある=いじめられる なんて思っていた私、被害者意識甚だしいわ!!周りの子供たちに失礼だわ!!って思うくらい。
世の中、そんな悪い子ばかりじゃない。
まめが出逢う子は優しい子ばかり。
でも、それは物怖じせず誰にでも「あーそーぼ!!!」ってアタックするまめの性格があってこそ。
そして、物怖じせず何処にでも「行ってこーい!!!」ってアタックさせた私の勇気があってこそ。
自画自賛(笑)
親の社交性で、子供の世界は変わると思うもの。
今はまだ母親という私を通してだけど、まめには色んな人と出逢って、揉まれて、人間力を高めてほしい。
そして、まめと友達になってくれた子には、色んな子がいることが当たり前だと知るきっかけをまめが与えてあげられていると思っている。
みんなー!
まめと友達になれてよかったねー!
まめと友達になってくれて有難うー!

お兄ちゃんとダイナソーに乗りました。

キッズディスコイベントに行きました。

毎日、いっぱいのお友達と一緒に全力で遊んでいます。