小説も好きですが、私は生粋のマンガっ子です。
渋谷に住んでいた時は、毎週末スエットにすっぴんメガネで帽子をかぶり「まんだらけ」に出掛けては、2重の紙袋が破ける寸前までパンパンに大人買いしたマンガを両手に持って家に帰り、土日ひたすら読みふけるという幸せな生活を送っておりました。
家にはマンガ部屋があったくらい、大好き。
今の家に引っ越してからも私のマンガコレクションはとどまることを知らず、いつかこの部屋がマンガ喫茶のようになればいいのにと思っていたほど。
しかし、3.11の時に我が家の本棚は崩れました。
それでも処分はせずにいたのですが、出産を期にほとんどを処分してしまいました。
本当は、「これ、ママが大好きだったマンガだよ」って言いながら、まめと一緒に読みたかったマンガたちだったんだけど、もしまた地震が起きたときに、我が子が本棚の下敷きになっては大変だから。
出産してからはエッセイマンガや短編は読んだけど、私は全巻買いして一気に読みたい派なので長編を読む時間がなく、マンガからは縁遠い数年間を生きていたのに、この度帯状疱疹からの体調不良により実家に帰り、まめをジジババにみてもらえる、もしくは地元のプリに通わせる間、ベッドに横になる生活を送れることになったため「あれ?もしかして、今ならマンガが読める…?」と気付いてしまった。
私の紡木たくコレクションや、矢沢愛コレクション、ろくでなしブルース、弟のはじめの一歩、父の手塚治虫全集がどこにしまわれているのか皆目検討もつかないし、しまったジジババも思い出せないだろうから、だったらちょうどいいタイミングで楽天スーパーセールだわ。
私は、まんだらけでも普通の書店でも、読む本を選ぶときはその時の健康状態や心の状態で決める。
全巻一気読みする場合、夜中に読みふける場合、その世界にどっぷりつかってしまうのでハード過ぎるものや暗い内容のものは今は避けたい。
(「このマンガがすごい!」も、ここ数年見てもいない…。最新情報には疎い。)
そんな今の私が衝動的にポチしたのは
「Real Clothes」槙村さとる
と、
「将太の寿司」寺沢大介
という…(笑)
リアルクローズは、まぁ私世代(今やもっと下か)というか、妊娠前にリアルタイムで読んでいて、どう終わったのかが気になっていたのだけど、将太の寿司は、食べ物モノはいつなんどきでも読める感(昭和な喫茶店や床屋に必ず美味しんぼがある事実)で選んだよ。
妊娠前、寝ても覚めても仕事のことしか頭になかった私が読んだリアルクローズは、ただただひたすら仕事をしている主人公にパワーをもらって「よっしゃー!私も!!」なんて思っていたけど、まめを産んで改めて読んでみると、前回は気にも止めていなかった場面や台詞でボロボロ泣ける。
母子家庭に育った主人公の母親の台詞や、登場人物達の家庭の思い出話に号泣。
その度に、横でスヤスヤ眠るまめをギューっと抱きしめてしまう。
リアルクローズは百貨店のアパレル業界の話なんスけどね(笑)
はぁー。一気読み。
快感でした。
本当に、ストレス解消。
予想以上に泣かされて、頭が痛いけど(笑)

明日は将太の寿司をぼちぼち読みしよう。

ミスター味っ子も好きでした。
まめは、寝る前に必ず絵本を読んでもらいたがる。
私のひとり芝居が夜な夜な繰り広げられてしまうため、盛り上がってしまいます(笑)