外来。 | ありがとう。大好き。~巨大色素性母斑と生きる~

ありがとう。大好き。~巨大色素性母斑と生きる~

私だけじゃない。あなただけじゃない。
みんなが笑顔でいられるために。前を向けるように。
情報を少しでも提供できたら。
みんなの共通点は「命」です。
さぁ、笑おう!

術後1ヶ月半が経ち、外来に行ってきました。


病院に入るとグズりだすまめ。

「あうしゃい!あうしゃい!(Outside)」
「はうす!はうす!(House)」


まめなりに、泣きながら「外に出たい!帰りたい!」と私に訴える。



病院が嫌だと泣いたのは初めてだ。


病院が嫌なところだと思い始めてきたのか…。

それとも、外で遊びたいからグズっているのか…。




どうやら、後者でした(笑)




教授の診察は、時間をかけて本当に丁寧に診てくださり、お話や説明をしてくださるので時間がかかる。

一人一人の患者に対して「神対応」ならぬ「神診察」なので、待たされるのは神だから全然平気と思えるほど(笑)



形成の受付で、何人待ちかを聞いて、本日の神は素晴らしく神だ(いわゆる待ち時間が相当長い)と思うと、外来棟の向かいの棟にある母子センターのプレイスペースへ遊ばせに行く。


形成の受付に「母子センターのプレイスペースで遊ばせていますから順番が来たら連絡ください」と言えば、携帯に連絡をくれる。


この裏技は、えみちゃんに教えてもらった。

知るまでは、待ち時間の間、ひたすら階段昇降運動に付き合わされたり、そこらじゅうで鬼ごっこ(鬼は永遠に私)を繰り広げていた。


プレイスペースで遊ばせて時間が潰せるなら待たされるのも楽しい。


今回は携帯は鳴らず、母子センターの方に「まめちゃーん、おられますかー?形成に戻ってくださーい」と言われる(笑)

(同じ病院で診察をされている方、この裏技お使いくださいね。)



今回は術後の経過観察で、切除して縫い縮めた箇所が完全に緩むまでは次の切除手術のめどはたたないのだが、教授がいらっしゃる間にあと1回できるといいなぁ…ギリギリ2回できないかなぁ…というところ。


そして、「色々な方から私のブログに問い合わせがあるんですけど、他の病院ではほとんどの先生が切除手術をされないそうです。何で先生は出来るんですか?しかも本当に顔が歪まずちゃんともどりますよね。私も他の病院で、切除手術なんかしたら顔が歪んだまま戻らなくなると脅されました。」と聞いてみた。


教授「経験…でしょうかねぇ…。先日も、関西から頬に縦5センチ×横2センチほどのアザのある赤ちゃんが診察に来られて、このくらいなら関西の病院でも切除手術は可能だと思い紹介状をお書きしたのですが、いざそちらの病院で診察を受けられたところ、傷跡がアザの倍以上になると言われたそうで、結局こちらで手術させていただきました。」  


と、おっしゃる。



じゃあ、完全に先生の技術じゃん!!!


執刀医の腕じゃん!!!


誰でも出来る手術じゃないじゃん!!!!!




この手術が出来る形成外科医が来年の3月でいなくなってしまう…。






ここで、あえてもう一度言います。

この先生は来年の3月で退職されます。


はっきり言って、診察を受けるのも、手術が受けられるのも、来年の3月までです。



私は情報提供しか出来ませんが、その中で出来る限りのことはお伝えしたいのです。



「私が居なくても、残る医師が私の出来ることは全て出来ますから。」

そう教授はおっしゃいました。


まだまだこの先治療の続く私達は、その言葉を信じるしかないけれど、やっぱり教授が辞められることに不安を感じます。


でも、この病院の形成外科なら出来る手術があり、その治療を受けられている。

それが本当に有難いことです。