ふたり旅。 | ありがとう。大好き。~巨大色素性母斑と生きる~

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私だけじゃない。あなただけじゃない。
みんなが笑顔でいられるために。前を向けるように。
情報を少しでも提供できたら。
みんなの共通点は「命」です。
さぁ、笑おう!

年がら年中お休みの私達親子ですが、世の中がお休みの時に予定がないのは寂しいもので…。

初!新幹線でのふたり旅へ!!


躊躇したけど、親子新幹線乗車師範えみちゃんに「ミステリーツアーだけど、クリア出来れば経験値上がるよ!」と背中を押していただき、ふたり旅をやり遂げ、鳴り響くドラクエのレベルアップ音の中最高の笑顔でいる私とまめの姿を想像して「よし!やってみる!」と、思い切ってみた。



でも、もう準備段階の更に前の段階から、スライムレベルのザコキャラのようなプチ障害だらけ。


まず、旅行に出掛ける迄にしっかり目のお掃除したくても、片付けている真横で散らかされる。

だから、昼寝するまでとことん散らけさせて…

昼寝中に片付ける。



昼寝から起きたら、また散らかす…。



夜、寝かしつけたら片付けよう。

…寝かしつけながら一緒に寝てもーた…。



とか、こんなんの繰り返しで、結局、出発前日に1日かけて片付けと掃除をしたのだけれど、やっぱり散らかされる。


出発直前に、トイレトレーニング用のパッドを全部出され、ご丁寧に1枚1枚のシールを剥がして巻き散らかされた。


トイレトレーニングパッドは、布パンツに貼る、大人女子で言うところの生理ナプキン的な作りで、ペタッと貼るテープの所に貼られてあるペリっと剥がす紙を、とにかく全部剥がして、トレーニングパッドをフローリングにペタペタ貼り付けられていた。


…と、まぁ、全ての準備がスムーズにいかないながらも、なんとか出発。







前日までの台風の影響を考え、その日は帰省ラッシュになるかもしれないと思い数日前に新幹線のチケットを購入していたのだが、購入時に考えた事がこれ。


流石に今のまめは私の膝の上に何時間も大人しく座っている訳はないのだから、よほど混んでいない限り隣が座らないグリーン車で行こう。


新横浜を過ぎて、隣に誰も座らなければ、隣の席にまめを座らせよう。


そうすれば、新幹線移動もそんなに大変ではないし、プーである今もグリーンに乗る言い訳が出来る(笑)!!


ひと席に2人で座るのは今のまめには絶対に無理!

かといって、指定席を2席購入はもったいない。


だったら、差額を払ってもグリーン車でしょ!

ある意味、グリーン車の方が安上がり!


…以上、プーがグリーンに乗る為の言い訳(笑)


言い訳じゃない!立派な理由だ!!




しかし、その作戦が…


出発して5分後の品川駅で、もろとも崩れる…。




…お隣さん、乗車して来られました…。




えぇー?!

グリーンだよー?!

隣り合わせ?!


ってことは、やっぱり混んでるの?!




物凄くあたりの柔らかい女性だったのだけれど、着席前にバッグからおもむろに新品のゴミ袋(大)を取り出される。

「これからそんなにゴミが出るの?!」

と思ってガン見していたら、床に置くご自分の荷物の下に敷かれた。



ヤバい。

お隣さん、スーパー綺麗好きなお方とお見受けした。







おやつをボロボロ食べこぼす(実は東京駅から品川駅までの間、隣の席にひとりで座ってしまっていたまめは、ものの5分の間にパンを座席に食べこぼしてしまい、私は必死で拾っていた)、パックジュースを噴射させるのが得意中の得意なまめなのに、この至近距離でおやつを与えるのはご迷惑をかけてしまう。


結局、新横浜を過ぎて車両内を見ても、初顔合わせのお隣さんは私達の座席だけで、それ以外はご家族連れ、車両は空席もありまくり。



でもここで車掌さんに席替えを頼むのも、あからさまに「隣に座られて迷惑なんですけど」と言っているようで申し訳ないし、でもこのまま目的地までなんて絶対に無理だし、現にまめは私の膝の上に座るのを拒否し始めているし…。




「マーマー!アップルジュース、プリーズ!」


…出た!

まめのパックジュース噴射予報!


綺麗好きのお隣さーん、間もなくこの子が持ったパックジュースのストローから、リンゴ液の雨が降りますよー。

濡れないように気を付けてー。


「お召し物が濡れないように、そのお荷物の下のゴミ袋、体にかけてくださいます?水族館のシャチのショーの観覧みたいに、あはは!」


…なんて言えなーい。




ポクポクポク…チーン!!

(一休さんのごとく考えて、閃いた音)


「まめ、アップルジュースほしいの?えー、ここでは無理だよ、こぼしちゃったら危険危険!」


「ママ!アップルジュースプリーズ!アップルジュースプリーズ!」(←ダメと言えば欲しいと騒ぐのを想定)


「えー。飲みたいの?うーん…どうしようかなぁ…。じゃあ、あそこの席に行って飲もうか!」


「はーい!」



…と、2席空席の斜め前の席にすんなり移動成功。


取り敢えず、名古屋まではこちらに居させていただこう。



この行為、飛行機なら許されているけれど、新幹線ではどうなのか解らなかったので、車掌さんに何か言われたら「隣の方にご迷惑をかけてしまったので…。」と言おうと思っていたが、特に何も言われることもなく。


私も、「座っているのに飽きて歩き回る子供が移動してこの席に来てしまい、まだひとりで遊ばせるのは危ないし、私も立っていては揺れて危険だから、今だけこの席に座っています風」を装う。


つまり、座席に浅く腰掛け、決してリラックス出来ない姿勢のまま過ごす。



あぁ、大変。




でも、のびのびと暴れている。



そして、名古屋でもこの席には誰も乗ってこられなかったので、「よっしゃあー!」と私もリラックスタイム。


ふたりして眠くなってきたから…




ベビーカーに乗せて、下車準備をしておいて、そのまま寝てもらう。

よし。

これでオッケーだ。



このベビーカー、自立もしないし、荷物を入れるところも何も無いけれど、畳むのも楽チンだし、畳んだら上の棚に置けちゃうくらい軽量だから、旅行にはもってこい。

荷物を入れるバッグも、荷物を掛けるフックも、別で購入してカスタマイズすれば問題なし。


流石にまめの愛車、巨大ストッケは旅行には不向きだ(笑)



さて、目的地に着いた、まめは寝てくれている、この自由時間、どうするか~♪



つづきは、また次回。




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