一昨々日、何故か38℃の発熱があったまめ。
その日に熱は下がったけど、一昨日と昨日は何処にも外出せず家で大人しくしていたので、そろそろ限界みたい。
私の財布を持ってきては「あうしゃい(Outside)!」
自分のコートを持ってきて「あうしゃい!」
自分の靴と私の靴を持ってきて「あうしゃい!」
とにかく、外に行こう!外に行こう!外に行かせろ!外に連れて行け!としつこい。
せっかくだから、東京マラソンの応援をしようと家からすぐの、あの心臓破りの坂の手前へ。
なんと、去年の東京マラソンはまめパパが走った。
ポワポワポワポワワワ~ン。
(↑回想シーンに入る音。)
パパの仕事が1年間で1番仕事が忙しい1週間の日曜日に開催される東京マラソン。
1週間ぶっ続けで朝まで仕事して、土曜日は1日撃沈してからの翌日の42.195km。
パパ、
トレーニング、全くしていない。
マラソン経験、全く無し。
「走れんの?」と聞くと、いつも「余裕だよ。」と、俺を誰だと思ってんの?俺様だぜ?くらいの勢いで答えるので、色々なことを思い知るいいチャンスだと思って泳がせておいた(笑)
当日家の近くで、余裕な姿で走ってくるはずのパパを待てども待てども現れず、余裕過ぎてとっくに通過してしまったのかと思って、家に帰ろうかと思いながらもランナーの人たちへの応援がやめられなくて思いの外長居してしまったのだが…まめが風邪引くといけないから帰ろうかなと思ったその時、
「まめー…。」
「…パパーーーーーー???」
えー?!
今なの?!
東銀座からここまで来るのにどーんだけかかってんの?!(ネットで東銀座を通過した時間が解っていた)
ぜーんぜん余裕じゃないじゃん(笑)!!!
パパ、走れてない。
歩けてもない。
なんか、ひょこひょこしてる。
ここから、上り坂の海風ガンガンコースになるのに大丈夫かー(笑)?
笑っちゃ申し訳ないけど、「余裕だよ。」っつってたあのどや顔を思い出すと超~笑えるんですけど(爆笑)!
パパは、ひょこひょことまめのところへ来てまめにチューをして、そしてまたひょこひょことゴールに向かって行った。
…パパ…。
ひょこひょこの足でのぼるこの上り坂と、ボロボロの体に吹きすさぶ海風…。
これが人生だと、しかと受け止めるがいい!!!
…さぁさぁ、まめ、寒いから帰ろ帰ろ。
ポワポワポワポワワワ~ン。
(↑回想シーンから現在に戻る。)
パパは一応完走し、「二度と走らない」と断言した(笑)
余裕じゃなかったのか。
去年私たちの隣で、女の子がエアサロンパスを差し出して応援していた。
ランナー達が「貸して!」と言って、シューしてまた走り出す。
凄い!
来年は私たちもエアサロンパス持ってきて応援しよう!
と、張り切って準備したのに…。
ここまで近くでの応援が出来なくなっていた。
ボストンマラソンでのテロ事件があったからか、とにかく警備が厳しかった。
でも東京マラソンくらいだよね、きっと。
一般のボランティアがおにぎりを出したりするのって。
他の国では考えられないことだと思う。
毒でも入ってるんじゃないかって警戒するよね。
日本は平和だし、日本人は悪いことを考えないんだなぁ。
皆、純粋に「頑張っている人を応援したい!」っていう一心で、おにぎり作ったり、エアサロンパス差し出したり。
私も、去年も今年も一生懸命走っているランナー達を見て涙が出てきた。
皆ひとりひとり、それぞれの人生を背負って走られているっていうのがビンビン伝わってくる。
ご高齢のランナーの方も多くて、その一歩一歩の重みを見ていると、涙が止まらなかった。
凄い。
何万人もの、凄いエネルギー。
まめ、しっかりもらおうね!
まめは「GO!GO!」とか、「れー!(頑張れー!)」とか、「とー!(ファイトー!)」って言いながら応援したよ。
ここからの橋の上り坂、皆頑張れー!
そして、しっかり勇気とパワーをもらった私たち。
明日2回目の手術の入院です。
頑張ってくるよー!
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