今日は、フラで使う「イプヘケオレ」という楽器を作りに海へ。
まず、海辺で祈りを捧げる。
そして、並べられているひょうたんの中からひとつを「考えないで」取る。
引き寄せられたひょうたんを手に取ってみる。
先生が何年もかけて育てて、更に1年乾燥させた物。
私も、ひとつのひょうたんと運命の出逢い。
先生から説明されたのは、このひょうたんは自分の赤ちゃん。上に付いている茎は臍の緒。
そんなこと聞いたら、突然愛しくてたまらなくなる。
我が子のイプちゃんを、先ず海水に浸しながら金タワシでゴシゴシ強く擦り皮を剥く。
作業中は、余計なお話をしない。
ネガティブな言葉は発しない。(言葉がイプに宿ってしまうから。)
先生に「もっと強く擦って」と言われるが
「我が子だと思うと強く擦れませーん(泣)」と言うと笑われる。
私のイプちゃんをご紹介します。
ウフッ♪って小首を傾げてるみたいでかわいこちゃん。
擦ってこの色になったよ。
そして、臍の緒の付いた頭の部分をノコギリで切る。
ひょうたんの中は「宇宙」。
中の種は「星」で、わたは「雲」なんだって。
なんて素敵なんだろう。
こうやって孫の手を使って掻き出すのだけど、わたも種もこぼさないように気を付けて、種はまた先生に返し、わたは家に持って帰って庭の土に返してあげる。
捨てたりしないでちゃんと自然に戻すんだよ。
命の源の海で、自然の偉大さを感じながら皆で楽器作り。
やっと出来上がった私のイプちゃん。
左側が私が作ったイプで、右側はお母さんイプ(先生がHawaiiで作って来られた物)。
このお母さんイプから採れた種が成長したものが私達のイプになった。
命から命が生まれていくんだね。
最後に皆でパウスカートをはいて、夕日に変わりそうな太陽の光を浴びながら、海辺でそれぞれのイプちゃんを鳴らして踊ってみた。
もう、それはそれは体が清められるような命の音だった。
皆さん「その間まめちゃんは?」とお思いでしょうか?
そうです。
まめ、お留守番!!
連れて行くのも無理だし、今回は私は参加出来ないかなと思っていたけど、ジィジ&バァバに協力してもらってまめを長時間のお留守番にトライすることが出来た。
結果、9時間半のお留守番!!
ぐずりもせず、いい子でお留守番出来たらしい。
でも、私が帰るとずっとギューって抱きついて離れなかった。
泣かずに我慢出来たんだね。
偉いね、まめ。
ギューのまま離れないまめを膝に座らせ、ママは今日海に行ってこれを作って来たんだよと説明してイプを叩いてみせた。
この子はママの子だから、まめの妹だから大切にしてねと説明すると、まめも叩き始めた。
そして、私にもっと叩いてみせてとせがむ。
イプを片付けると、まだ叩いていてとせがむ。
かなり気に入ったみたい。
最後に先生から「自分のイプに名前をつけてあげてください。でも、それは誰にも教えてはダメ。自分の中で大切に呼んであげてね。」と言われ、私は最初に「イプは自分の赤ちゃん」と言われた時に閃いていた名前をイプにつけた。
とっても愛しい宝物が出来た。
明日もまめと一緒に叩いて踊ろう。
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