入院当日のこと。 | ありがとう。大好き。~巨大色素性母斑と生きる~

ありがとう。大好き。~巨大色素性母斑と生きる~

私だけじゃない。あなただけじゃない。
みんなが笑顔でいられるために。前を向けるように。
情報を少しでも提供できたら。
みんなの共通点は「命」です。
さぁ、笑おう!

朝9時前に病院に到着。
入院前の検診を受ける為に母子健康センターへ。

ここでけっこう待たされる。

プレイスペースがあったので遊ばせていると、次々と幼稚園生くらいのチビッ子達がやって来る。

まめのスペースがどんどんプラレールやおままごとセットに侵略されていく。

プラレールの電車をガッツリ握り、脱線させるまめ。

「あー、ごめんねー。」
と言いつつ、男の子の様子を伺ってみる。

男の子、優しくそーっとまめの頭をなでなでしてくれて、
「なんでお顔黒いの?」
と一言。

「生まれた時からなの。この黒いのをとるために明日手術するんだ。」

「僕も、明日手術!」


…あぁ、そうか。

この子も手術前の検診なんだ。



まめの手がおままごとセットに伸びる。

遊んでいる女の子が

「えーっっ?顔が黒ーい!!」

ドキッとする私。



「えーっっ?なんでなんで?なんで顔が黒いの?すごぉーい!


かわいいー!!」




予想外の最後の一言に、私びっくり(笑)


その、とってもおしゃまな女の子には、まめの黒い母斑はメイクにでも見えたのだろう。


そうだよね、生まれつき顔が黒い人がいるっていう発想もまだないよね。



とにかく、その女の子はオメメをキラキラさせながら、超オシャレじゃん!超イケてる!とでも言うように、すごいかわいいを連発してくれた。


子どもの発想って、凄いなー。





遠めから、遊んでいる子ども達を見ている女の子が1人。



その子は…

ごめんなさい、正しい表現ではないと思いますが私の言葉で書きます。

大人の目から見て、 一目見て何かの病気なんだろうなって思う。

お顔だちや、手の形状。


私が無知だから知らないでいる病気があるんだろう。

きっと、それと戦う女の子。


まめはその女の子が乗っている三輪車のところへ猛ダッシュハイハイ!


そして、彼女が持っていたおままごと用のタマゴをちょーだいちょーだい!!


「まめ!取っちゃダメ!貸してでしょ。」



私がそう言うと、彼女は形成手術によって手の形状に作られたのであろう小さな手で、まめにタマゴを渡してくれた。



その仕草がとってもとっても優しくて、まめを思いやってくれていることが凄く伝わってきた。


「有難う。一緒に遊んでくれる?」


そう言ったら、ちょっと恥ずかしそうな顔をしてパパとママのところへ行ってしまったけれど、本当に本当に優しいお姉ちゃんだった。




検診までの待ち時間だけで私が感じたことは本当に沢山。




まめはこれから何度も入院生活が待っているが、必ずここでの出逢いで数々のことを学ぶだろう。


それは、私も。


間違いなく。




さあ!病棟に行くぞ~!!










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