阪急6300系 | あさかぜ1号 博多行

続・引退近し! 阪急6300系の思い出

 

リブログした記事にもあるように、3か月ちょっと前に最後の活躍の場になっていた嵐山線のワンマン運転実施とそれに伴う車両置き換えのため、間もなく誕生から50年あまりの活躍の歴史に幕を下ろそうとしている阪急6300系に対する私の思い出を記しました。
その記事の後半には実際に私が同形式が阪急京都線の特急車として全盛期の活躍ぶりを見せていた時代や、一部改造と編成短縮の上嵐山線専用車として運用されるようになってから乗車した時の思い出も振り返っていますが、もう一つ、この時に書き漏らした6300系乗車の思い出があるので、今回はそれを振り返りたいと思います。

それは2010年5月2日のこと。
この日、関西への鉄道旅に出ていた私は、前夜に青森駅から乗車したブルトレ「日本海」で午前中に大阪駅に到着。
その後当時読者になってくださっていたブロガーさんと待ち合わせし、阪急梅田(当時)駅から京都線の9300系の特急で桂駅へ移動してしばらく駅撮りを楽しんだり、嵐電(京福電鉄)に乗車したり京都市内で昼食をともにしたりして過ごしました。
そのブロガーさんと15時頃に桂駅で別れた後、私は嵐山線で終点の嵐山駅へ向かいました。
その目的は、この日運転されていた嵐山駅発京都線梅田行の臨時快速特急3本のうち1本に、当時すでに京都線の特急運用から撤退していた6300系が運用されることを知り、ぜひ乗車したいと思ったからでした。
先発2本の梅田行臨時快速特急(それぞれ7300系と8300系)を見送った後、最後の3本目となる嵐山16:38の臨時快特となる車両が入線してきました。
やってきたのは事前情報通り6300系。それも、通常嵐山線の折り返し運用についている編成(6351~6353編成)ではなく、この年2月に特急運用を離脱した後も臨時列車用として残されていたトップナンバーの6350編成でした。
同編成は嵐山線内のホーム有効長の関係で編成を8両から6両に短縮されてはいたものの、その他に大きな改造は受けておらず、車内も特急車時代のままのオールクロスシート仕様なのがうれしい限りでした。
嵐山帰りの観光客を乗せた6350編成の臨時快速特急は16:38に嵐山駅を発車。
単線の嵐山線内は各駅停車でゆっくり走りましたが、桂から京都線に入ると臨時列車とはいえ「快速特急」の種別名に恥じない高速運転で飛ばし、梅田までの停車駅が淡路と十三だけという当時の京都線特急よりも少ないことや特急車時代に乗った時と変わらないシートの座り心地とも相まってまだ京阪間(十三―大宮間)ノンストップ運転だった時代の6300系特急を思い出して懐かしい気分に浸ることができました。
17:27、6300系臨時快特は梅田駅に定刻到着。梅田駅のホームにたたずむ6300系の姿も全盛期そのままで、改めて6300系の魅力を感じながら回想で引き上げていく姿を見送ったのでした。

風の噂では、すでに嵐山線の6300系も稼働編成が1本程度になり、完全引退も時間の問題のようです。最後にもう一度66300系に乗車する機会に恵まれるかどうかわからないのは少々残念ではありますが…