見えなくなったからこそわかること | あさかぜ1号 博多行

見えなくなったからこそわかること

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あなたもスタンプをGETしよう

あなたもスタンプをGETしよう考えてみると、今の私は多くの人の親切に助けられて生活しています。
今私が生活している障害者向けグループホームでは、食堂や風呂といった共用スペースへの移動の時の誘導や同線確保(私の歩く通路に障害物や他の利用者がいないかどうかの確認)、その他見えない私が単独でするのが難しいことをホームの職員の方にいろいろとサポートしていただいています。
また外出時に街を白杖をついて歩いていると通りすがりの人に声をかけてもらい、目的の場所への誘導をしていただいたり車道に出そうになっていたところを歩道側に戻してくださったりすることも多く、その他にも駅では駅員さんや警備員さんにホームや改札などへの誘導をしてくださったり、コンビニでは店員さんが買い物のサポートをしてくださったりと、とにかく日々の生活の中で人の親切に触れない日というのは今の私にはないといってよいと思います。
まだ目が見えていた頃の私は、親や先生などは別にして、見知らぬ人に親切にしてもらう経験というのはそう多くなく、親切な対応をしてもらうことのありがたみを実感する時というのも今ほど多くなかったと思います。
そう考えると、多くの人に親切に対応してもらえること、そしてそれを素直にありがたいと感謝する気持ちになれているというのも視覚障害者になったからこそのものなのかもしれません。
今後も、そういった他の人からの親切な対応を当たり前のものと思わず、日々感謝しながら生活していきたいと改めて思います。