偶然の超プチ花火見物 | あさかぜ1号 博多行

偶然の超プチ花火見物

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あなたもスタンプをGETしよう5月28日は花火の日なんですか。
これまた知らなかったなあ~
でも、花火といえばどうしても夏のイメージが強いけれど、どうしてこの時期に「花火の日」があるんでしょうね?
そういえば私、これだけの年数生きてきて「花火大会」というものにほとんど行ったことがないんですよね。
隅田川や神宮などの関東の大規模な花火大会も、長岡や大曲などの地方の有名な花火も、テレビの映像や写真などではちらっと見たことはあっても、実際に会場やその周辺で見たことはありませんでした。
もちろん、地元のお祭りや盆踊りなどで上がる花火は見たことがあるけれど、私の家族が大きな祭りやイベントにみんなで行く習慣があまりなく、かといって私個人でも一緒に花火を見に行くような相手がいないということもあり、花火大会の楽しさをリアルに感じる機会はなかなかありませんでした。
しかし、私が大学を出て社会人になると、大きな花火大会を絶好の環境で見られるチャンスがありました。
私が新卒で就職した会社は、東京の竹芝桟橋のすぐそばにあるビルの中に入っていて、東京湾に面したオフィスや会議室の窓からは海やレインボーブリッジ、フジテレビ局舎の球体などがよく見えました。
会社もそういう環境を生かして、毎年湾岸エリアで開催される「東京湾大華火祭」の当日に海の見える会議室を社員とその家族に開放して花火見物ができるようにしていました。
もちろんアルコール類やソフトドリンク、デリバリーのすしやピザなどのおつまみも揃えて、花火を見ながら社員同士の親睦が図れるイベントになっていました。
毎年花火歳が近づくと、社員に参加申込書が配られ、そのたびに「申し込もうかな」とは思うものの、仕事のない土曜日にわざわざ花火を見るためだけに会社に行くのはそれはそれで面倒という気持ちが勝ってしまい、結局一度も参加することなく退職してしまいました。
今思うと、場所取りの必要や混雑にうんざりすることもなくベストポジションからゆっくり花火見物ができる絶好の機会だったのに何ともったいないことをしたものだと悔やまれます。
あと、鉄道好きとして憧れるのが、列車に乗りながら花火見物をすること。
花火の見えるベストポジションで停車するか減速して通過する列車の車窓から眺めるのもいいし、何も知らずにたまたま乗った列車で花火を見るというのもそれはそれで感動的だろうと思っていました。
そんな私の思い出に残っているのが、14年前の夏に常磐線電車の車窓から偶然見ることのできた花火です。
2010年の夏に、当時まだ仙台地区で最後の活躍を見せていたJR貨物のED75を撮影するために仙台まで行った帰りのこと。
昼過ぎに仙台を出て常磐線経由で南下し、勝田から乗車したE531系の上野行が取手駅を発車し、利根川の鉄橋を渡っているちょうどその時に、進行方向左手の車窓に大きな花火が上がり、旅の疲れも吹っ飛ぶようなサプライズ花火見物となりました。
後で調べてみるとこの日は利根川の河川敷で取手市の花火大会があったようで、そこで打ち上げられた花火のうちの一発をたまたま私が見ることができたわけです。
肝心の花火は鉄橋のトラスが邪魔してスッキリとは見えなかったけれど、列車の運転士さんも多少いつもより減速して鉄橋を通過してくださったようで、なかなか感動的な体験ができました。
残念ながら私はもう花火を自分の目で見ることは叶わなくなってしまったけれど、いつか実際に花火大会ならではの様いろいろな音や賑わいを感じに行ってみたいものです。