初めての長距離鉄道旅の思い出 その5 | あさかぜ1号 博多行

初めての長距離鉄道旅の思い出 その5

1991年GWの、初めての関西への鉄道旅の思い出の振り返り、まだまだ続きます。

主にJR線を乗り歩いた乗り鉄旅初日に続き、翌日は私鉄を中心に乗り歩きました。
宿泊した大阪駅近くのビジネスホテルを朝8時少し前に出て、まずは地下鉄御堂筋線で梅田駅から淀屋橋駅へ。
ここからは京阪で終点の出町柳駅へ向かいました。
乗車したのは8000系の特急。当時は現在の8000系編成に組み込まれているダブルデッカーやプレミアムカーがまだない時代でした。
先頭車の運転席直後のシートに座ったところで淀屋橋駅を発車。
京橋駅からの複々線区間での快走ぶりや運転室越しの前面展望を楽しみながら出町柳駅へ向かいました。
当時の京阪特急は現在よりも停車駅が少なく、特に大阪市内の京橋から京都市内の七条駅までの30分以上ものノンストップ区間は、関東では優良特急以外ではあまり例のないもので、この点でも関西の私鉄特急の魅力を感じました。
乗車した列車では新人運転士の教習が行われていたようで、運転室直後の座席にいるとそれらしき声もちらほら漏れ聞こえてきました。

京阪特急で出町柳駅に着いた後は、京阪電車で四条駅(現 祇園四条駅)まで戻り、四条河原町の街を少し歩いて阪急の河原町駅へ移動。
ここからは阪急京都線の特急で阪急梅田駅へ向かいます。
当時の阪急京都線特急はまだ先代の特急車6300系が主力として活躍していた時代でした。
6300系も私にとっては子供の頃からのあこがれの車両の一つで、河原町駅のホームで初めて生で見た時にはやはり少々興奮を覚えました。
阪急京都線の特急も当時は現在よりも停車駅が少なく、京阪よりもカーブが少なくスピードも速く感じる6300系特急の走りは最高でした。

河原町駅から40分ほどで京都線特急は終点の阪急梅田駅に到着。
この後も、阪急の各線を乗り歩きます。