「鉄」仲間と過ごす青春 | あさかぜ1号 博多行

「鉄」仲間と過ごす青春

本日のお題:今、学生だったら入りたい部活やサークル

以前、似たようなお題で記事を書いた時は、「演劇部に入ってみたい」というようなことを書いたような気がしますが、実は通っている学校にもしあれば、演劇部以上に入りたいのが「鉄研」つまり鉄同研究会です。
このブログでもくどいくらい書いている通り、私の鉄道好きは幼い頃からのもので、それは中学・高校・大学生時代もほとんど変わることはありませんでした。
小学5年生の時に授業科目の一環として「クラブ活動」が始まりました。
学年の初めにこれから所属するクラブを決める際に、スポーツ系のクラブや演劇クラブ、家庭科クラブなどに混じって、「鉄道クラブ」の文字を見つけた瞬間「ここに入ろう」と即決しました。
以来1年間、毎週1時間のクラブ活動の時間になると、同じクラブの友達とあれこれ鉄道の話をしたり、いくつかの班に分かれてそれぞれテーマを決めて研究発表をしたりと、楽しく活動しました。どこかの車両基地などに見学に出かけたりといった学校外での活動はなかったけれど、学校で勉強以外の楽しいことに取り組める時間は今考えても貴重なものだったと思います。
この鉄道倶楽部は、翌年度になるとクラブの担当だった先生の異動のためなくなってしまい、その後通った中学・高校・大学にも鉄研やそれに類する部活やサークルはありませんでした。
なので、大学鉄研の機関誌を読む機会に恵まれたり、鉄道雑誌に大学や高校の鉄研の貸切列車の話題が出ていたりするのを見るたびに、今からでもどこかの大学の鉄研に入れないかなどと考えたりもしました。
もし今学生で鉄研に入れるとしたら、あまり所帯が大きすぎず、先輩やOBと下級生の上下関係も厳しすぎない方が、個人的にはうれしいです。

昔は鉄道研究会(というか鉄道趣味全般)といえば男ばかりの集まりというイメージがありましたが、今や女子高にも鉄研やそれに類する部やサークルがあるそうですし、進学校として有名な中学や高校にもかなり精力的な活動をしている鉄道研究会がいくつもあるという話も聞いたことがあります。
性別に関係なく「鉄道が好き」と口に出して言いやすい環境が昔と比べて整ってきていることの証でもあるでしょうし、私には無縁だった名門進学校に鉄研が多いということや鉄道好きであることが勉強に役立つ側面があるというのも驚きです。
確かに、私も漢字、都道府県庁所在地などを覚えるのはそれほど苦にならなかったし、国語や社会科、地理や歴史などの文系科目の授業も比較的好きだったので、鉄道好きが学業によい効果をもたらすというのもうなづけます。
タダ・・・、理数系科目が得意科目になったり、芸術的感覚が磨かれたりといったことは残念ながら起きませんでしたが(苦笑)