シドとロジャー(メルマガより) | ふだん着のコーチング

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おはようございます。川本です。
 

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今朝のBGMは、ピンクフロイドの「Wish You Were Here」です。


先日、ボヘミアン・ラプソディを観てから

ピンクフロイドが聴きたかったんだよね。

シドとロジャー

Wish You Were Here は

同じタイトルのアルバム収録曲。

邦題は「炎」でした。

彼らのアルバムの中で、実は一番好きかも?というヤツ。



Wish You Were Hereという曲にも

当時邦題がついていて



「あなたがここにいてほしい」



というタイトルでした。


実際にはWereなので「いてほしかった」かな?

 


ピンクフロイドに詳しい人は知ってると思うけど

この曲は、リーダーのロジャー・ウォーターズが

元メンバーのシド・バレットのことを歌った曲です。

 


シドはバンドのオリジナルメンバーで、

初期の楽曲のほとんどを手掛けていました。


日本で言ってみれば、ミスチルの桜井さんとかサザンの桑田さん。

曲を作って歌っている、いわばバンドの顔でした。

 


そんなシドですが、だんだん精神を病んでいきます。

そしてある日、彼はバンドを去ります。

実際には、車で迎えにいったときに

「もういいよな」ということで連れていかなかったとか。

 


その後シドは自宅で隠居生活を送りました。

晩年はひどいうつ病と糖尿病に苦しめられたそうです。

彼は2006年に60歳で亡くなりました。


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一方、ロジャーはシドがバンドを去った後、

自らがリーダーとして、ソングライターとして

バンドを世界規模のスーパースターにのし上げます。

 

 

Wish You Were Here はバンドが世界的に成功した後に

作られた曲です。


多分、ロジャーや他のメンバーの心の中には

ずっとシドがいたんでしょうね。


 

誰にでもシドはいる

シドとはなんだったのか?


ロジャーにとっては、
親友であり、

バンド仲間であり、

そしてあこがれの存在でした。

 


ここからは僕の想像ですが、

シドはロジャーにとって

 

「過去に夢を諦めた自分」

 

だったんじゃないかな?って思います。

 


僕たちは幼いころから

たくさん夢をみます。

 

「~になりたい」

「~がほしい」

そして

「もっと愛されたい」


 

でも残念ながら、叶わない夢の方が多い。


夢が叶わなかったとき、

 

僕たちは落胆し、

自分を責めます。


 

「なぜできないのか?」

「なぜ頑張れないのか?」

「なぜ今の自分なのか?」

 
 

そして周囲を責めます。

 

「なぜ僕だけ諦めなければならないのか?」

 

そうして、自分が生きていくために

夢に破れた自分を忘れることにします。

 そうシドのように。
 

シドは誰の中にもいます。

シドはあのときの自分です。

 

彼らは救われたのか?

この曲の他にもロジャーは
シドのために作ったと思われる曲を出しています。

これも憶測ですが、

ロジャーはそうすることで、自分の中のシドを解放してあげたんじゃないかな?

 

って思います。

 


では、シドは救われたのか?



それはわかりません。


なぜなら、この曲ができたころのシドは

ロジャーの知っているシドではなかったからです。

でも、シドはシドで与えられた環境の中で

それなりに幸せだったんじゃないかな?と思いたいです。


僕たちの中で、「なかったことにしている自分」がいます。

ときおり、その子たちの存在が気になるときがあります。


そんなときは、ちょっとその子に向き合って
こう言ってあげて欲しいんです。

 

 

 

「よく頑張ったよね。君は僕のヒーローだよ」

 

 

 

夢が叶わないから、目標が達成しないから、

自分の人生が否定されるわけではありません。

ただ、そういう結果が出ただけ。それだけなんです。
 

結果が出なかったからと言っても、

そこにいて頑張っていた自分、
キラキラしていた自分は

ちゃんとそこにいます。


それを認めてあげるだけで、救われる。

そう。ロジャーとシドのように。

 

今日は長文になってしまいました。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

また感想とか教えてもらえると嬉しいです。

今日も良き日でありますように。

 

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