僕がうつ病を発症してから、
もう15年ほどになります。
「あ。もう再発しないな。」
そう実感してから、10年あまりかな。
この10年、うつ病になったときよりも
ハードでタフな出来事が多かったけど、
やっぱり再発はしませんでした。
すごいもんですね。人間の心って。
自分が納得したら、その通りになるんだもん。
さて、それはさておき。
今日はちょっと
「僕のうつ病が治ったきっかけ」
について語ってみようと思います。(^O^)/
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あこがれの大企業に転職して半年あまり。
慣れない仕事と過労により
ずっと体調不良を抱えていた僕ですが、
ある日を境に、一歩も動けなくなりました。
毎日ベッドの上で天井を見つめるだけ。
食事とトイレとお風呂以外はずっとその状態。
パジャマのボタンもかけられない。
メガネもうっとうしくてかけていられない。
新聞も本もテレビもダメ。とても耐えられない。
そういう事態に陥りました。
「もしかして心の病気?」
そういう思いもあったんだけど、
精神科に行く勇気が持てなくて、
かかりつけの内科で診てもらってました。
でも一向に回復しません。
「このままどうなるんだろう?」
そのことが頭から離れなくなったころ、
主治医にこう言いました。
「精神科に行った方がいいですか?」
先生は「そうだね」と言い、紹介状を書いてくれました。
こうして倒れてから2か月後に
精神科の門を叩くことになったんです。
その精神科は看護師である嫁が情報収集し、
「待っててもいいからこの先生」
と言われた先生でした。(確かに予約取るのに待ちました)
診察室に入ると、ロマンスグレーの背が高くてがっちり
そんな印象の先生が白衣を着て待っていました。
精神科の診察室って、他の病院と違って
応接室みたいなところが多いんですよね。
その病院もそうでした。
木目調のデスクとソファ。
あと絵とか飾ってあったかな?
色々と小物もあったような気もしますが、
もう覚えていないです。
診察はいわゆるカウンセリング。
これまでの経緯をひたすら話しました。
すると先生は、
「まあ死んでないからええんと違う」
「それは会社が悪い。君は悪くない」
とずっと僕のことを肯定してくれたんです。
少し、気持ちが楽になりました。
そして薬を出すという説明を受け、
次回の予約を取りました。
そのとき、僕は聞いてみたんです。
「先生、僕何なのですか?」って。
すると先生は、すごーく軽い感じで。
「ん?うつ病」
と言いました。
それを聞いて
「あーやっぱりか」
と思ったのと同時に、
なんかほっとした感じもありました。
そしてその後です。
先生はこう言いました。
「大丈夫。治るから」
そのときの先生の笑顔が
今でもはっきりと思いだすことが出来ます。
その笑顔をみたとき、
「あ、治るんだ」って
心の底から思えたんですね。
そしてその通り、僕は回復をし、今に至ります。
もちろん、薬の効果、静養、
家族や上司の温かいサポートも大きかったけど
やっぱり先生の笑顔だと思うんです。
誰かの笑顔は誰かの人生を救う
僕はそう思うんです。
だから僕もいつも笑っています。
僕の笑顔が目の前の人を癒す。そう信じて。
あのときの先生のように。
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僕のブログ、メルマガは著作権フリーなので、
自由に転載・流用してくださいね。
出来れば「キングさんが言ってた」と付け加えて
もらえるとちょっと嬉しいかな。(#^.^#)
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