顔の見えないコーチング。 | ふだん着のコーチング

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ふだん着のコーチングを推奨している、メンタルコーチ&公認心理師の川本です。2019年扶桑社様より『1日3分でうつをやめる。』を出版しました。
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先日から、コーチングセッションを数回させていただいている。

対面でやることを基本にはしているのだが、今回はスカイプやメールでのセッションにも挑戦している。

相手の顔が見えないので不安もあったのだが、やってみると色々気づきもあって新鮮だった。

まず、相手の声や言葉を良く聞こうという態度が強くなっている。

特に間合いや声のトーン、息遣いがおそらく対面セッションのとき以上に敏感に、繊細に感じていると思う。

メールも、ただ単に文章をおいかけるだけでなく、行間を読むようにしている。

こうすることで、より相手の意識に近づいているという感覚になれる。

意識状態がクライアントと同じレベルになれば、そこからは早い。

相手が何を考え、何を感じているのか。それを捕まえることが容易になるから、どうすればいいかが自然に見えてくる。

それは決して私が能力的に優れているということではなく、PKPで教わったやり方がそうだということ。

そして、それが自然に出来ている自分がいるということだと思う。

おそらく、同じようにPKPで学んだ仲間にも出来ていることだと思う。

PKPに通う以前は、「どんな質問をすれば効果的だろう?」「どんなアドバイスをすればわかってもらえるだろう?」ということばかり考えていた。

でも、今は一切そういうことは考えない。

ただ相手と共にいて、その世界を味わう。

そこから見えてくることの方が、より真実なのだと思う。


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