パチンコの旗艦店の戦略について ② | 元パチンコ店長が語る「業界話」

元パチンコ店長が語る「業界話」

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大手パチンコ店勤務、業界歴11年の元パチンコ店長が語る業界の話について。

前回は、"旗艦店"という単語を使って、旗艦店ではないのに、集客をしようとしているだけの場合があること、

自分がいた会社の旗艦店は、とにかく新台がハイペースでよく入ったことと、その理由について書きました。

その続きです。


さて、質問にあった旗艦店の予算(予定)についてですが、

旗艦店は、開放日と回収日の粗利の差は、そんなにありませんでした。

その理由として、旗艦店の理想的な状態は、平日が70~80%の入客、土日祝日は90%以上の入客なので、
●日は出る日」といったイメージが付くと、入客に波が出てしまうと考えていたからだと思います。

(予算は見ることは出来ても、その予算を作ったわけではないので、本当の理由はわかりません。)

ただ、旗艦店の近くにも競合店は多く存在するので、その競合店がイベントを仕掛けて好調な場合は、潰しにかかったので、その時は予算が甘くなります。

その為、そういった場合は「●日は出る日」というイメージは付くかもしれません。

また、旗艦店の使命として、他の強豪店に負けることがあってはならないので、相手(競合店)が「キャン(降参)・・・」と鳴くまで、徹底的に叩きます。



なお、徹底的に叩くと書きましたが、出玉で圧倒するよりも、新台(人気台のラインナップ)で圧倒するイメージです。

とにかく、パワーゲームに持ち込んでしまうのが、旗艦店の戦略でした。
(今の状況(5号機撤去等)で、これをできる企業は少ないと思います。多分、自分がいた会社でも今は無理だと思います)


あと、ユーザ目線から見た場合、注意しなければならないのは、旗艦店は(限界はあるものの)回収できる力があるという事です。

つまり、月末に現金が欲しい場合、効率よく回収できるのは旗艦店ということです。

その為、月末に旗艦店(人気店)で打つ場合は、あまり深追いしない方がいいと思います・・・。

終わり。


[ 補足 ]
前回、旗艦店は新台を大量導入して、その一部をグループ店に回す(移動させる)と書きました。

そうなると、"旗艦店の機械台の予算が、大変なことになってしまうのでは?"と思われた方もいるかもしれません。

自分がいた会社では、

・自分のお店に入れた機械代

・旗艦店に導入した、移動前提の機械代

と2種類ありまして、

後者の方は、本社の方から機械代の按分ということで、中古(旗艦店のお古)だけど、機械代の一部を肩代わりしていました。

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