パチンコ依存症の治し方 ⑤ | 元パチンコ店長が語る「業界話」

元パチンコ店長が語る「業界話」

パチンコは立派なエンタメ企業!
大手パチンコ店勤務、業界歴11年の元パチンコ店長が語る業界の話について。

前回は、勝ち組だった人ほど、スッパリとパチンコ(スロット)を辞めることが出来ていること。

その理由として、勝ち組の人は数字と真剣に向き合っているので、勝ち続けることの難しさを知っているからではないかという話でした。

その続きです。


パチンコ店で働き始めた時、最初に先輩社員(副主任)からかけられた言葉は、

パチンコに来る人で、勝っているのは何割ぐらいだと思う?

という質問でした。

質問


その時、自分は「1割ぐらいですか?」と答えて、「お前はギャンブルがわかっている」と褒められた記憶があります。

その先輩の答えとしては、

勝ち・・・2割
±0・・・1割
負け・・・7割

というものでしたが、店長になって数値を把握できるようになった今、この先輩社員の回答は間違ってなかったと思います。

例えば、10人のお客様がいた場合、

10万円勝ち・・・1人
1万円勝ち・・・1人
±0・・・1人
1万円負け・・・5人
5万円負け・・・2人

店の回収金額・・・2万円

となるような割合で調整しているホールが多いと思います。
(実際はもう少し辛いはず)

もしかしたら、違った割合で調整しているホールもあるかもしれませんが、

ハッキリ言えることは、勝ち5割、負け5割になることはなく、負けて帰る人の割合の方が絶対に多いということ、

また、勝ち組になれる人は、この2割に入れるように努力をしているということです。

例えば、問題がマークシート方式だからといって、偏差値40しかない人が、偏差値70の学校には受からないように、勝つための努力をしていなければ、パチンコで勝ち組に入ることはありません。

もちろん、まぐれで問題が当たることがあるように、まぐれで勝てることはあります。

しかし、そこには当たった(勝てた)理由がないので、繰り返すことができません。

自分は、これが"負け組""勝ち組"の違いだと思ってます。

次回は、"正しい努力"と"間違った努力"について・・・。

続きます。