スロット 設定 決め方 ⑥ | 元パチンコ店長が語る「業界話」

元パチンコ店長が語る「業界話」

パチンコは立派なエンタメ企業!
大手パチンコ店勤務、業界歴11年の元パチンコ店長が語る業界の話について。

前回までは、稼働数が低いお店の設定戦略について書きました。

今回から、超繁盛店、月間アウト平均19,000の店を約3年間維持し続けた、設定戦略についてです。


ただ、設定戦略の前に、この稼働・人気を維持することに非常に苦心をした取り組みについて書きます。

それは「朝の並び」です。

繁盛店ということもあり、朝から多くのお客様が並んでくれました。

しかし、この「朝の並び」というのが厄介で、「割り込まれた」などと、よく問題も起きました。

その為、朝7:30(開店9:00)から、整理券を配るようにしました。

整理券

この対策で、トラブルはだいぶ減りましたが、それでも一部の常連さん(スロプロや学生など)と、初めてきた人との間などで、トラブルはたまに起きてました。
(常連さんは整理券を配る10分前に、車から出てきて並び始めたりするので・・・)

そこで、さらなる対策をしたのがパイプ椅子です。

閉店後に、パイプ椅子を30個、正面入口(入場口)に置いておき、そこに座ってもらうようにしました。

また、深夜からパイプ椅子に物を置く人もいたので、従業員(一般社員)が帰る頃(午前1:30頃)に、そういった物は撤去してもらいました。

この仕組みを取り入れてから、朝の並びに関するトラブルは、ほぼなくなりました。


スロットは設定がある分(今は一部のパチンコ台にもありますが)、狙い台が取れた、取れなかったというのは、お客様の満足度にかなり大きく反映します。

その為、超繁盛店を維持するには、この朝の並びでトラブルがないようにするのが、非常に大事だと思います。
(そうしないと、ルールを守れない人(集団)が増えていくので、設定を入れた分だけ、普通のお客様が来なくなってしまいます)

本題の設定戦略については、次回・・・。