エレキギター講師の菊田です。
コードトーンの続きで、今回もトライアドについてです。
少しおさらいしておくと、コードトーンというのはコードの構成音、トライアドは3和音のことで最もベーシックなコードになります。
前回トライアドの概要を説明したのですが、同音多弦楽器のギターでは至る所からトライアドを作ることが出来ます!
ただギターの構造上、クローズドボイシング(コードの音が全てオクターブ内)にするのが難しい場合も多く、その際は“転回形“と呼ばれる形を使います。
Cコードでいうと、「ドミソ」と積むのが基本形、ドをオクターブ上げた「ミソド」が第1転回形、そこからミをオクターブ上げた「ソドミ」が第2転回形と一般的には呼ばれます。
ここでは,何の音がトップノート(一番上に積まれた音)になるかで、例えばドミソなら「5thトップ or Gトップ」、ミソドなら「ルートトップ or Cトップ」、ソドミは「3rdトップ or Eトップ」の様に呼ぼうと思います!
このダイアグラムは、転回形を横に動かしたもので
こちらは縦に動かしたものです。
これを見たらピンとくるかもしれませんが。
トライアドはコードフォームを思い出せると分かりやすいと思います。
トライアドは3音構成、一般的なギターは6弦で、すべて音が構成音なのでどこかの音を重複して押弦しています。
ルート音を見つけ(見つけるにはある程度指板を覚えないといけませんが……)、そこを起点に探していくのが覚えやすいです!
つづく