エレキギター講師:菊田ブログ その65 | 仙台市泉区で音楽教室を運営するスクールディレクターのブログ

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仙台市泉区の大人も子供も楽しくエレキギター、アコギクラギ・ベース・ドラムレッスンが行える音楽教室『ミュージックサロン・P+Luck(プラック)』のブログです!!
レッスン・教室の様子や音楽話などを中心として、さまざまな話題をお伝えします♫





エレキギター講師の菊田です。






音楽の3要素といえば、メロディー、ハーモニー、リズムですね。




そのうちメロディーとハーモニーを構成する基盤になるのがスケール(音階)です。



スケールというのは世界中に数え切れないほど存在するのですが、ギタリスト必須のスケールといえば「マイナー・ペンタトニック・スケール」です。





どの程度の必須かと言えば

「もしマイナーペンタを知らないのであれば、他のことは後回しにしてでも今すぐ覚えましょう!」

というレベルで重要なんです。



そんなわけで、少しマイナーペンタについて書いていきたいと思います。








ペンタトニックの"ペンタ"というのはギリシア人で数字の5という意味で、5音で構成されたスケールです。

ですから陰音階とか沖縄音階とかもペンタトニックスケールの一種ともいえますね。


ポピュラーミュージックでよく使われるペンタには、メジャーペンタとマイナーペンタがあります。

皆さんご存知のメジャースケール(ド・レ・ミ~)は7音で構成されてます。











この中から4番目と7番目の音、Cメジャースケールでいえば”ファ(F)”と”シ(B)”を抜くと、ド・レ・ミ・ソ・ラという音階になります。

これがCメジャーペンタトニックスケールです!
(俗にいうヨナ抜き)

















このメジャーペンタを”ラ(A)”から並べるとラ・ド・レ・ミ・ソ。


これがAマイナーペンタトニックスケールです!














CメジャーとAマイナーは、構成音が同じで始まる音が違う平行調です。



















メジャーペンタとマイナーペンタにも同じことが当てはまるので、Cメジャーペンタ=Aマイナーペンタということになります。
(ちなみによく使うEマイナーペンタはGメジャーペンタです)


もちろん装飾のさせかたとかフレージングとか違うので、使い分けとかはしなきゃいけないのですが、マイナーペンタを覚えたらメジャーペンタも覚えたのと同じことになります。


とりあえずもっともポピュラーなポジション、6弦ルートマイナーペンタのボックスポジションを丸暗記しちゃいましょう!

















ダイアグラムのように覚えやすいマイナーペンタは使い勝手よく、多くのギタリストはメジャーkeyであってもマイナーkeyに変換してマイナーペンタポジションを使うことが多いのです!

使いこなすにはほかのポジションもマスターしていかないといけませんが、これを知っておくだけでも、かなり色々なことが見えてきますから、頑張って覚えてみてください。




エレキギター講師:菊田肇